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Make:Tokyo05開催! バカ?天才?その隙≒0だった【前編】

2010年05月28日 12時00分更新

文● 藤山 哲人

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弦があるエレピ!? よく見るとギター!?

 「エレピプロジェクト」は、職人が1台1台――。いえいえ、鍵盤1つどころかハンマーまでも手作りするエレピを製作実演! しかしこのエレビ音源は、サンプリング音源じゃなく、ちゃんとした弦になってる! よーく見るとそれは、エレキギターの弦とピックアップじゃん! ただピックではじくのではなく、ハンマーで弦を叩くのでピアノと言われればピアノ。
 アナログともデジタルとも言えない素晴らしいエレピだが、2オクターブを出すのにエレキギターを4本をお釈迦にしてしまうハイブローな逸品だ。

右の2点は、太い弦を使ったベースのエレピ。音はアタックの強いピアノのようで、リリースの遅いギターのような……

ピストン?VTRのヘッド? いえいえウダーなる楽器!

 「ウダデンシ」が展示・実演しているたのは「UDAR」なる楽器。発明したのは、この宇田さんなのでウダーというワケ。音階はスパイラルに巻かれたひも状を押さえて演奏。3重になっているので3オクタープ出るようになっている。しかも押さえる強さで音の強弱も奏でられるだけでなく、紐をなぞれば3オクターブのピッチベンドもできちゃう! しかも「大人の科学」の付録として、早ければ年内に採用予定とか。テルミンを越える楽器になるかも!?

ルーピックキューブを操るような手の動きに合わせて、ノリノリな音楽を奏でる宇田さんの前には、ギャラリーの誰しもが止まって聞き入っていた。演奏には相当の練習量がいるはずなので、「ウダーレッスン教室」なんてのが全国の駅前にできるかも?

近い将来、人間の腕が6本になると
演奏できるサイバーギター!

 「異常奏者」が魅せてくれたのは、そう遠くない未来、人間が6本の腕を持ったときに、この楽器のパフォーマンスを最大に引き出せるというサイバーギター。まず、ボディ横のレバーで発電し電源をチャージ、蛇口のように見えるコックをひねり音量を調整し、弦を奏でるというもの。I/Fは弦以外にも、プッシュスイッチ、金属棒を弾くなど多々ある。もちろんピッチペンドも可能だ。
 さらにミシンも音源に! テルミンを取り入れた「テルミシン」と言うらしい。聞いた感じは、ミシンだけにパーカッション向けだ。

ジャッキのレバーのようなもので発電し、蛇口のようなコックで音量調整。もちろん音は、ここから出力される。そして弾く!

金属棒を弾くと別の音が鳴り、弦の横にはスイッチ式のキーもある。パーカッションは、テルミシンが担当

萌えの皮をかぶった真空管の凄いヤツ!

 「music with 規格外」が展示していたのは、ヘッドホンアンプの数々。「なんだよ。痛いだけのアンプじゃん!」と思うのは浅はか。中でもスゲーのは、東方レミリア・スカーレットの皮をかぶった「ウホッ!いいアンプ!」。ひと皮を剥くと「おっ、大きいです」と言わんばかりのバッテリーが! アンプやってる人って最終的に直流電源にたどりつくんだよね。キミも「やらないか?」

真空管をメインにしたアンプの数々。光っているのはヒーターじゃなくて、LEDでライトアップしているため。入手困難な真空管もあって、人によっては「なんてぇ~コトを……」なんてのも

30W級のスピーカはドライブできそうなヘッドホンアップ。中は半分がバッテリだ!

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