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行っとけ! Ubuntu道場! 第20回

~師範! 新リリース10.04は絶対入れるべきですよね!~

2010年05月27日 17時30分更新

文● hito(Ubuntu Japanese Team) イラスト●瀬尾浩史

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Ubuntu Magazine Japanは5月31日発売なのだ

Ubuntu Magazine Japan vol.04は5月31日発売予定! Ubuntuユーザは読み応えガッツリなのはもちろん、表紙&グラビアも神バージョンのLTSにふさわしい仕上がりとなっています。ぜひお買い求めください!http://www.amazon.co.jp/gp/product/4048686399/

編集S:ということで、今回はUbuntu Magazine Vol.04の紹介を兼ねて10.04の説明を再びよろしく。

あわしろいくや:表紙はまいんちゃんの中の人ですよ!

ミズノ:それを最初に出すのは何か間違っているような……。

hito:なにを言うんですか。表紙は売り上げにダイレクトに影響があるので重要。

編集S:私の趣味として重要だ。グラビアかわいい……(うっとり)。あと、本が売れるとJapanese Teamへの寄付も増えたりするよ。お、いかんいかん、こんな時間か。本が出なくなるッ! じゃ、これで!

あわしろいくや:相変わらず投げっぱなしジャーマンな人ですなぁ。

瀬尾浩史:……事前打ち合わせとか一切なしで放置ペン(ぽつーん)。

ミズノ:このカオス時空では良くあること! Emacsらぶ!ヒャッハー! 編集SがいなければEmacsネタでもハリセンでぺぐぅされないぜ!

瀬尾浩史:くっ。……総司令部に見捨てられた前線指揮官の気分ペン(しくしく)。仕方ないので、あとのマトモな人たち、一通り10.04の新機能をすっかり説明するといいペン!

hito:……真剣にセオペン先生が進行役ですねぇ。

小林:ぷすんぷしゅー(うなずいてる)。

ミズノ:ちなみに10.04にはEmacsは23.1が入ってますよー。ああ、Emacsらぶ! クラウドではなくEmacsこそ人生! Emacsこそ宇宙の真理ぺぐぅ(殴打音とともに省略されました)。

hito:ふぅ。ハリセン借りといて良かった。まったくこのEmacs宇宙に生息するカオス生物は。まとめる身にもなれ。

ミズノ:ゆ、油断した……(ずるずる)。

瀬尾浩史:み、味方がいたペンっ!(涙)

hito:いや、味方と言えるかといいますと……進行はするけど面白ければそれでいい感じなので。

あわしろいくや:面白ければそれでいいやーとか言われて、ふと気づいたらストレージゴッドにされたりしますからなぁ。

hito:(ニヤリ)

やまね:邪悪な笑いが。

瀬尾浩史:くっ。黒幕はやはり黒幕なのペンっ! しかしっ、それでも現時点で味方であることは事実っ!

やまね:まぁ、使えるものは使っていく方向で?(なぜか疑問系)

村田:ということで、どこから始めるといいで味噌?

瀬尾浩史:まず最初に、「10.04 LTS」の「LTS」ってあたりの謎の文字列が気になってる人もいるはずペン。まず最初に、「Ubuntu 10.04ってどうして『10.04』なの?」とかいうレベルから始めるといいと思うペン。

村田:「どうして『10.04』なの?」っていう部分は、Ubuntuのバージョン番号の法則によるもので味噌。Ubuntuでは、「リリースした年と月」を基準にバージョン番号をつけているので味噌。

ミズノ:「2010年4月」にリリースされたから、「10.04」ってわけですね。

村田:そうで味噌。「西暦の下2桁+リリース月」が基本で味噌。

やまね:2100年になったらどうするんだろう……。

hito:どーするんでしょう……。100.04かな。

やまね:西暦3000年になったら?

hito:さ、さぁ……(遠い目)。

あわしろいくや:1000年後まで続いてるんでしょうか……。

瀬尾浩史:ま、まぁ当分先まで使い切ることはないペン! 気にしない方がいいペン! というあたりで、LTSに関する説明どうぞペン。

ミズノ:えーと、通常のUbuntuは1年半の間「サポートされる」んですが、LTS(Long Term Support)というのは「より長い期間サポートが提供されるもの」ですね。具体的にはデスクトップ向けサポートが3年間、サーバー向けが5年間。

hito:「サポートされる」というのは、致命的なバグの修正版がリリースされたり、セキュリティアップデートが提供されたりする、という意味ですね。

村田:で、通常のリリースは半年に一度、4月と10月に行われているで味噌。この通常のリリースが2年に一度、LTSとしてリリースされるので味噌。今回が10.04なので、次は12.04(2012年4月)で味噌。

小林:LTSアップグレードのことは触れないでいいでぷしゅー?

あわしろいくや:LTSは「次のリリースか、次のLTSリリース」にアップグレードできます。10.04だと、「次のリリース」である10.10か、「次のLTS」である12.04にアップグレードできます。で、「次のリリース」に更新することを「アップグレード」、「次のLTSリリース」に更新することを「LTSアップグレード」と言うわけですな。

ミズノ:LTSだと「2年に一度アップグレードすることも可能」という位置づけですね。普段のリリースだと次のリリースにしかアップグレードできないので、「半年に一度アップグレードする必要がある」という感じ。あと、10.04から10.10にアップグレードしちゃった場合も、10.10→11.04→11.10→12.04 LTSと、順番にアップグレードしていくしかありません。

やまね:まぁ、趣味で使う分には半年に一度でもそれほど困らないと思うんだけどね……。

hito:会社とかで使ってる場合だと、半年に一度OSをアップグレードしてください、とか言うと非常に困ってしまいますね。

村田:新機能も重要なものの、「LTS版である」というのは結構重要なので味噌。


(次ページへ続く)

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