このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

いよいよ発売!! iPad総力特集 第1回

iPadを買う! その前に知っておきたい「10の疑問」

2010年05月27日 12時00分更新

文● 林 佑樹

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「iPadってどんな機器なの?」という人もこの記事を読めば、できることや使い勝手が分かる!

 5月28日は「iPadの日」。いよいよ明日発売となり、すでに予約済みの人もいれば、まだ悩んでいる方もいるだろう。もしかすると、Apple Storeに並んでいる人もいるかもれない。

 といっても大半の方々はまだ実物に触ったことがなくて、いまいち分かっていないところもあるのではないだろうか? そこで、購入前に知っておきたい10の疑問を解消してみた。

以下、アプリ名のクリックでApp Storeが開きます。 


1.どんな種類があって何を買えばいい?

 iPadを大きく分けると、無線LANのみを備えた「Wi-Fi」と、無線LANだけでなく携帯電話の3G網にもつなげる「Wi-Fi+3G」という2種類がある。さらにそれぞれストレージの容量が16/32/64GBと異なるモデルがあるので、実質6種類のラインアップだ。

 両者の違いは、外見だと上部のデザインが異なり、Wi-Fi+3Gモデルでは通信精度を維持するために、背面の一部にプラスチックパーツを採用している。対してWi-Fiモデルは一面アルミボディーとなっており、見た目だとWi-Fiのほうが統一感がある。

Wi-Fiモデル。背面は一面アルミで構成されている

Wi-Fi+3Gモデル。上部にある黒いバーが特長となる。Wi-Fiと比べるとちょっと気になる人がいるかも

 機能的な違いはほとんどなく、Wi-Fi+3Gモデルには3G通信とGPSが追加されているくらいで、iPhoneとiPod touchのような露骨な違いはない。

 そのため、選択のパターンとしては、出先ですぐに取り出して使いたいならWi-Fi+3Gモデルで、家で使うのがメインならWi-FiモデルでOKだ。さらに出先でも、「Pocket WiFi」などのモバイルルーターを持っていたり、いくつもの公衆無線LANポイントサービスに登録していたりするなら、Wi-Fiモデルで問題ない。

 Wi-Fi/Wi-Fi+3Gモデルに共通して悩ましいのは、ストレージサイズだろう。すでにiPhoneを所有している人ならご存じかと思うが、アプリは意外と容量を食わず、どちらかといえば音楽や動画データが大半を占める。とはいえiPad用のアプリの場合は、ややアプリサイズが増加傾向にあり、中には「元素図鑑」のように1.74GBものAppが登場しているため、数多くのアプリを入れるつもりなら、32GBを検討したいところだ。ただ母艦PCやクラウドにデータの大半を置くなら、16GBでも不便はないだろう。

 音楽や動画をiPadに詰め込みたいというのなら、32GBや64GBがオススメ。またゲームをいっぱい楽しみたいという人も容量は大きいほうがいい。画面が大きくなった分、データサイズが増加しているし、今後、データサイズの大きいゲームが登場する可能性は十分にある。

Apple Storeでの価格

Apple Storeで購入する場合、Wi-Fi+3Gモデルはソフトバンク契約となる(オンラインはWi-Fiのみ)

ソフトバンクで購入した場合の価格

iPad専用のプリペイドプランも用意されている。詳しくは下記記事を参照のこと


2.iPadとiPhoneの違いは?

 iPadとiPhoneの違いは、まず大きさ。サイズを比べてみると、iPadが幅189.7×奥行き13.4×高さ242.8mm、iPhoneが幅62.1×奥行き12.3×高さ115.5mmとなっている。厚さは大差ないが、当然のことながら大きさは段違いだ。iPhoneが手元にあるなら、B5用紙と比べてみるとおよその違いが分かるだろう。

 画面サイズは、iPadが9.7インチ/1024×768ドットで、解像度は132ppi。iPhoneは3.5インチ/480×320ドットで、解像度163ppi。

 スペック的には、iPadはプロセッサーとしてアップル独自の「A4」(1GHz)を搭載。iPhone 3GS(600MHz)以上の動作クロックで、よりサクサクと快適に動作してくれる。

 iPadとiPhoneともに、iPhone OSを搭載しているため、表示の違いはあれど、機能的な違いはほとんどない。すでにiPhoneを持っているなら、戸惑うことなく、すぐにフル活用できるくらいだ。またOSはiPhoneと同じだが、設定画面が見やすくなっていたり、標準機能で背景が変えられる(かなりうれしい)といった、細かい部分での違いがある。

iPadの設定画面。iPhoneと比べると格段に見やすくなっている

 ハードウェアスイッチの違いにも注目したい。iPadとiPhoneで共通しているのは、スリープ/スリープ解除ボタン、ホームボタン、音量調節ボタンの3つ。iPadには、サウンドオン/オフボタンはないが、その代わりに、スクリーン回転ロックボタンが用意されている。そのときの画面位置でスクリーンを固定するというもので、寝転がって操作するときに画面が回転しまくることがなく、使用率はかなり高い。

 そのほかの細かい違いは、以下表を参考にしてもらいたい。

スクリーン回転ロックボタンは正面から見て、右上側面にある

iPadとiPhone3GSの主な違い

iPad
Wi-Fiモデル
iPad
Wi-Fi+3Gモデル
iPhone3GS
本体サイズ 幅189.7×奥行き13.4×高さ242.8mm 幅62.1×奥行き12.3×高さ115.5mm
重さ 680g 730g 135g
液晶 9.7インチ 3.5インチ
解像度 1024×768ドット(132ppi) 480×320ドット(163ppi)
CPU 1GHz 600 MHz
メモリー 256MB 256MB
ストレージサイズ 16/32/64GB 16/32GB
3G通信 ×
無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n IEEE 802.11b/g
Bluetooth Bluetooth 2.1 + EDR Bluetooth 2.1 + EDR
センサー類 加速度
近接 ×
環境光
A-GPS ×
デジタルコンパス
スイッチ類 スリープ/スリープ解除ボタン
音量調節ボタン
サウンドオン/オフボタン ×
スクリーン回転ロックボタン ×
ホームボタン
入出力 カメラ ×
スピーカー
マイク
ヘッドホンジャック
バッテリー駆動時間 無線LAN 最大10時間 最大9時間
3G回線 最大9時間 最大5時間
ビデオ再生 最大10時間 最大10時間
音楽再生 最大10時間 最大30時間

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中