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コンデジとは思えない高感度撮影性能!?

キヤノン初! 裏面照射搭載のIXY 30Sを試す

2010年05月26日 12時00分更新

文● 周防克弥

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新機能「HS SYSTEM」とは!?

 撮像素子に有効画素数1000万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーを搭載するのが特徴だが、キヤノンの映像エンジン「DIGIC」との組み合わせを「HS SYSTEM」と銘打っている。

 高感度時でもノイズの少ない裏面照射型センサーからの画像をDIGICで処理することで、高感度撮影でも低ノイズで高精細な映像を得られる。さらに、ダイナミックレンジが広くなることで明るいシーンでも白とびや黒つぶれの少ない写真を撮ることができる。

 感度設定はISO 125-3200まで、ローライトモード時にはISO 6400まで自動的に切り替わる。ISO感度オート時も上限はISO 1600だ。


高感度撮影サンプル

ISO 125

ISO 125

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

IS 3200

IS 3200

 高感度撮影では、ISO 400からノイズが出始めるがそれほど目立たない。気になるのはISO 800あたりから。ISO 3200ではそれなりのノイズだが、裏面照射型センサーを使う多機種に比べてもノイズは少なめ。ISO 3200ではノイズは出ていても解像力の低下があまり見られないので実用性の高い絵が得られる。


秒間240コマのスローモーションムービーも撮れる

 レンズは35mm判換算で28-105mmに相当する。明るさは広角側でF2.0とコンデジでは珍しく明るいが、望遠側ではF5.3と少し暗め。レンズ内に手ブレ補正機能を備える。最短撮影距離は広角側で3cmまで、望遠側では約30cmまでになる。

 撮影モードは状況に応じてカメラがシーンを自動的に認識する「こだわりオート」と、通常のプログラム、シャッタースピード優先、絞り優先オートが選べる。撮影距離やシーンの状況、人物認識などを認識することでマクロ等の切り替えも不要になるので一般的な状況ならこだわりオートのままで十分だ。

 動画記録は最大で1280×720ドットのHD動画が撮影可能。また秒間240コマのハイスピード動画も記録可能だ。


HD動画サンプル

 上の動画サンプルでは広角側からズームを開始し、光学ズームの望遠側で一旦止める。その後、デジタルズームで最大倍率まで拡大。広角側にズームを始めてから一旦ズームが停止するまでがデジタルズーム、その後光学ズームで最広角側までズームしている。


ハイスピード動画サンプル

 上の動画サンプルは水の流れをハイスピード動画で撮影。QVGAサイズ(320×240ドット)となるが秒間240コマで撮影した動画を秒間30コマで再生できる。なお、動画形式はH.264(.mov)となる。

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