黒くて丸くて毛むくじゃらの物体発見!
他に猫はいないかなと見渡したら、ちょっと遠くに黒い固まり発見。単なる黒い山。
むくっと起き上がって目を開いてくれると、やっと猫だとわかる。いやむしろ、猫でいてくれてよかった。得たいのしれない真っ黒なけむくじゃらの生物だったらこわいじゃないか。動物ならまだいいが、真っ黒ナントカみたいだったら困る。
やはり黒猫には黄色い目が似合う。逆光だと特に目だけが光っていい。黒猫の黒をぎゅっと締めて撮るにはマイナスの補正をかけるのがいいのだが、そうすると、目でも開いててくれないことには単なる黒い物体になっちゃうのだ。
最後はちょっと古い写真を発掘したのでそれを。
梅雨時にぐんぐん伸びた雑草をかき分けてこっちをじろりとにらんでた猫。そのかき分けっぷりが見事だったのでこそっと撮ってみた。
こうしてみると、大きな川沿いの猫はいい。
でも自転車ブーム&健康ブームのおかげで多摩川サイクリングロードに人が増え、以前はよく見かけた猫も姿を消してしまい、わたしの足も遠のいていた。今度、人が少なそうな平日にまた走りにいってみよう。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫。2010年4月27日発売)。twitterアカウントはogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei。
*次回は2010年5月28日掲載予定
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