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鉄道ファン驚愕! 世界初、583系PCケース【後編】

2010年05月23日 20時00分更新

文● 藤山 哲人

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ほかの部分の色も塗っていく

 次にスカート部分にグレーを塗るため、養生マスカーでパネルをマスキング。ブルーと同様にして何回かに塗り分け、徐々にキレイなグレーに仕上げていこう。

こういった簡単な塗りわけはマスクパターンを作らず、そのままマスカーを貼ってしまえばいい

 筐体の側面も同様にして、ベースにアイボリーを軽く吹いたあとに、ベースのクリームをペイント。設計図からマスクパターンを起こして、ブルーの部分を塗っていく。

A3用紙に出力した設計図のペイントする部分を切り抜いてマスクパターンを作る。フロントパネルから回り込んでくる帯の位置に合わせながら位置決めすること

マスクを外すとこんな感じにペイントできる

 窓枠のゴムの部分を黒に塗るときなど、マスキングが簡単な場合は、設計図を見ながら直接マスキングテープを貼ってもOK。細かい部分のマスキングは、塗り分ける範囲全体にマスキングテープを貼って、着色する部分のマスキングテープに軽くカッターの刃を入れ、ピンセットで剥がしてもいい。

乗客用ドアのガラスの周りにあるゴムを描くため、窓とその周りにマスキングテープを貼り、ゴム部分だけをカッターで切り抜く

運転台の窓と乗務員用のドアの窓枠はステンレス製なのでシルバーに。あらかじめ窓は水色に塗ってあるので、マスキングテープを剥がせば水色が出てくる

 写真は運転台と乗務員用ドア、そして乗客用のドアの塗りわけ部分だ。あらかじめサッシやゴム部分も含めてガラスを水色で塗り、サッシとゴム部分が露出するようにマスキング。窓のサッシをシルバー、乗客用ドアの窓の周りは黒いゴムのように塗り分けている。マスキングを剥がしたのが次の写真だ。

窓のマスキングを剥がすと、こんな感じに塗りわけできている

こんどは車両本体の屋根上ユニット全体をマスキングテープで覆い、機器の形に合わせてカッターを入れる。車両以外の部分のマスキングを剥がして、黒でペイントすればこんな感じで塗りわけ終わり

 マスキングしてはペイントしてを何度も何度もメゲそうになるまで繰り返す。アセらず、コツコツと引きこもりながらヤルのがポイントだろう。あ、あとシンナー中毒にも注意ね!
 フロントパネルも同様にして塗りわけていく。完成したのが次の写真で、一番上の5インチベイの部分に屋根上機器とヘッドライトを取り付ける穴を設け、車両以外を黒くペイントした。

だいぶ583系に近づいてきた

 こうしてできあがった筐体とフロントパネルを組み合わせると、こんな感じになる。

う~ん。側面の運転台はもう少し後ろにオフセットさせた方がよかったかも……

向かって左側の側面は、通風孔やら凹凸があって面倒だが、ある程度マスキングテープは曲げられるので、面の形に合わせるように密着させる

 正面や側面などから見た三面図をPCの筐体に描いているので、凹凸の激しい車両は、斜め45度から見ると統一感がないかも? 500系や700系新幹線は電車PCには不向きだなぁ。

(次ページへ続く)

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