ほかの部分の色も塗っていく
次にスカート部分にグレーを塗るため、養生マスカーでパネルをマスキング。ブルーと同様にして何回かに塗り分け、徐々にキレイなグレーに仕上げていこう。
筐体の側面も同様にして、ベースにアイボリーを軽く吹いたあとに、ベースのクリームをペイント。設計図からマスクパターンを起こして、ブルーの部分を塗っていく。
窓枠のゴムの部分を黒に塗るときなど、マスキングが簡単な場合は、設計図を見ながら直接マスキングテープを貼ってもOK。細かい部分のマスキングは、塗り分ける範囲全体にマスキングテープを貼って、着色する部分のマスキングテープに軽くカッターの刃を入れ、ピンセットで剥がしてもいい。
写真は運転台と乗務員用ドア、そして乗客用のドアの塗りわけ部分だ。あらかじめサッシやゴム部分も含めてガラスを水色で塗り、サッシとゴム部分が露出するようにマスキング。窓のサッシをシルバー、乗客用ドアの窓の周りは黒いゴムのように塗り分けている。マスキングを剥がしたのが次の写真だ。
マスキングしてはペイントしてを何度も何度もメゲそうになるまで繰り返す。アセらず、コツコツと引きこもりながらヤルのがポイントだろう。あ、あとシンナー中毒にも注意ね!
フロントパネルも同様にして塗りわけていく。完成したのが次の写真で、一番上の5インチベイの部分に屋根上機器とヘッドライトを取り付ける穴を設け、車両以外を黒くペイントした。
こうしてできあがった筐体とフロントパネルを組み合わせると、こんな感じになる。
正面や側面などから見た三面図をPCの筐体に描いているので、凹凸の激しい車両は、斜め45度から見ると統一感がないかも? 500系や700系新幹線は電車PCには不向きだなぁ。
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