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iPhoneユーザーはスタバで無線LAN使い放題に

2010年05月17日 18時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 ソフトバンクモバイルは、同社スマートフォンユーザー向けの公衆無線LANサービス「ソフトバンクWi-Fiスポット」(スポット数は11月29日現在で35万ヵ所以上)の利便性向上に関して、現在進めている施策の内容を公開した。リリース内からピックアップして紹介しよう。

施策その1
ログイン時間の短縮、セキュリティーの向上

 Wi-Fiの圏内に入ったときに専用アプリ(プロファイル)によってユーザー認証を行なっているが、この認証をウェブベースから、SIMカードの機能を用いた「EAP-SIM認証」を用いることで時間を短縮する。

 具体的には従来は7~10秒程度かかっていたものを、2~3秒程度にできるという。EAP-SIM認証に対応するのは、iOS 5以上を搭載したiOS端末、一部のAndroid端末(PANTONE 6 200SH、AQUOS PHONE Xx 203SH。順次拡大予定)。対応したWi-Fiスポット数は2013年3月末までに40万スポットになる予定。

 このEAP-SIM認証を用いることでセキュリティー機能も向上し、WPA2エンタープライズ(WPA2-EAP)が利用できるようになる。

施策その2
移動中のWi-Fi接続を制御

 従来は自動車の乗車中に道路脇にWi-Fiスポットに対応した店舗があると、Wi-Fiに繋がってしまい、しかし自動車が移動してしまって、実際には通信ができないという状況が発生しがちだった。そこで、スマートフォンの加速度センサーなどを用いて、端末の状況を感知してWi-Fiへの接続を判断する、「移動中Wi-Fi接続制御」と呼ばれる機能の実装を進める(現在対応しているのは、PANTONE 6 200SH、AQUOS PHONE Xx 203SH。順次拡大予定)。

施策その3
5GHz帯に対応したアクセスポイントの拡充

 従来から対応している2.4GHz帯に加えて、5GHz帯対応のアクセスポイントを増し、2.4GHz帯が混雑しているエリアでも安定した通信を可能にする。11月末時点では14万ヵ所がすでに5GHz帯に対応しており、2013年3月末までに40万ヵ所にする予定。

施策その4
3G/4G回線とWi-Fiとの切り替え時間の短縮化

 Wi-Fiスポットに対応した店舗内でも、場所によってはWi-Fiの電波が弱く、接続したものの通信ができない、3G/4G回線の方が快適という状況が発生する。そこで、端末側で受信感度を監視して接続を制御したり、逆にアクセスポイント側にも同様の制御機能を追加する。また、3G/4G回線とWi-Fiとの切り替え時に必ず発生していた、通信ができない時間を無くす機能も一部機種(PANTONE 6 200SH、AQUOS PHONE Xx 203SH。順次拡大予定)に搭載している。


 携帯キャリアが提供する無線LANスポットは、3G/4Gでの接続時と比べても速度差を実感できなかったり、ちゃんと通信できなかったりする機会が多く、無線LANスポットへのイメージが悪化している現状がある。

 混雑する3G/4G回線からデータ通信をオフロードするというキャリアの事情と狙いは理解できるにしても、実際に使う側にとってのメリットが無い(デメリットが目立つ)のであれば、ユーザーはWi-Fiスポットへの接続機能をオフにするだけだ。

 これまで単純なスポット数が派手にPRされてきたが、実際の中身で競争が行なわれることが、ユーザー/キャリア双方のメリットになると言えるだろう。


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