ツイッターで迷子さがし(2日)
ゴールデンウィークを利用して多くの人々が旅行に出かける中、旅先でトラブルに遭い、ツイッターに助けを求める姿が見られた。
中でも注目されたのは2件。1つは、4月28日、多摩市周辺でダウン症の男の子が夕方から行方不明になったもの。もう1つは5月2日、3歳の息子が潮干狩り会場で迷子になったこと。こちらは写真を載せたブログのURLとともに広まった。
2件とも子供は無事保護された。ツイッターで助けを求めた保護者は「本当に無事でよかった。つながる力、すごいです実感しました」「広がるRTを見て気にかけてくれる方が多くいること心強く思いました」「今回の件親とし失格です反省しました。これだけ多くの方を巻き込んで心配させた事深くお詫び申し上げます」と感謝の意をあらわした。
一連の顛末を見ていたユーザーが「見つかってよかった」と胸をなでおろす一方、「従来のいわゆるチェーンメール的な事件と酷似しているような。RT抜きにしても真意性に乏しい」といった声や、発見後も情報の拡散が続いていることから「危機感を煽ってRT(引用発言)させているだけでは」と懐疑的な声もあがった。
なぜマスコミは「口蹄疫」を報じないのか(2日)
宮崎県で、家畜の伝染病・口蹄疫(こうていえき)の被害が広がる一方、マスコミでその事実が報道されないことに多くのユーザーが疑心暗鬼になっている。
口蹄疫が人間に感染することはないが、その感染力は非常に強く、病気が発症した農場では全頭処分する必要があるという。21日に宮崎県で口蹄疫の擬似患畜が確認されて以降、県内で感染が拡大。9日には累計6万頭を超える殺処分を行なった。
これについて、畜産家を中心にツイッター経由で話題が広まっていることから、原口総務相(@kharaguchi)に「ネット上でも広がっていますが口蹄疫の政府対応は後手後手ではないですか?」とツイッターで質問が上がった。
原口氏はそれに対して「後手ではありません。発生後、すぐ私は指示をしています。風評被害が大きくなれば、さらに大きな被害となります」と、報道規制を指示したと示唆。ユーザーは「対策を立てずに規制だけというのは変じゃないですか?」「誤解を招かないためにも、正確な情報を出すべきでは」と怒りの声をあげていた。
一方、東国原宮崎県知事(@higashitiji)や農水省の職員は、逐一最新の情報を発信したり、「口蹄疫が出た農場は5年間飼育禁止」といったデマを訂正したり、ユーザーの疑問に逐一回答。多くのユーザーが感謝の声を上げている。
なお、赤松農相は10日、県が補てんした場合の財源を、特別交付税で手当てすると表明した。
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