モノクロームの「フィルター効果」で味のある写真に
モノクロームの調整項目では、白黒写真用カラーフィルターを使用した場合の画像の仕上がりをシミュレートできる「フィルター効果」が用意されている。コントラストを高めたり、ある系統の色味の明るさを変えたいときに使用する。
D300SではY(イエロー)/O(オレンジ)/R(レッド)/G(グリーン)のフィルターが用意されており、フィルターの使用に馴染んでいるユーザーにわかりやすくなっている。
さらにプリント後の調色処理をシミュレートする「調色」の調整項目も用意されており、ここでは「Sepia」から「RedPurple」まで、9種類の色調の中から選択して調色処理を施したような画像に仕上げることができる(なお、下に掲載した調色の撮影サンプルは補正最大値“7”で適用している)。
いろいろ調整を繰り返しているうちに、大元の設定がわからなくなったりする場合もあるだろう。そんなときには各調整項目に表示される黄色のアンダーバーが初期設定の位置なので、そこに戻せばいい。いくつもの調整項目を一度に戻したいときには、「削除」ボタンを押すことでリセットすることができる。
このようにピクチャーコントロールは幅広い色調の調整ができるようになっている。使っていく中でもっと彩度やコントラストを調整したい、という不満を吸収して自分好みの色調やその状況にあった仕上げにすることができる。初期状態のままではなく、どんどん使ってみよう。
次回はこの季節にあったレンズなども紹介していきたいと思う。
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