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サンプルコードで分かるGAE&Twitter API開発 (1/5)

2010年04月28日 11時00分更新

文●飯島進仁/株式会社ふむふむソフト

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※この記事は<「Twitter&Google App Engineで始めるWebプログラミング入門」の第3回です。過去の記事もご覧ください。


 みなさんこんにちは。ふむふむソフトの飯島です。

 前回の記事では、Twitter APIを利用するための手続きと、GAE(Google App Engine) SDKを使ってローカルの開発環境でWebサービスを動かす方法を説明しました。今回はいよいよ、サンプルコードの中身について解説したいと思います。


Twitter APIを使うと、たとえばこうなります!(その3)

 コードの解説に入る前に、今回も1つ、当社がTwitter APIで作ったサンプルをお見せしましょう。本連載のサンプルコードのカスタマイズ例として、第1回ではついまん。創刊準備号、第2回ではLispeln α(リスペルン アルファ版)を紹介しましたが、今回はちょっと毛色を変えてTwitter ボット(bot)を紹介します。

はとぽっぽ時計
http://twitter.com/hatopoppo_clock


はとぽっぽ

はとぽっぽ時計


 1年間かけてひっそりと1万ダウンロードを突破した、当社開発の人気Windows ガジェットはとぽっぽメモのTwitter ボット版です。「はとぽっぽメモ」たるゆえんの「メモ部機能」を大胆にカットし、わりとどうでもいいおまけ機能であるところの「時報機能」「つぶやき機能」をフィーチャーしたTwitterボットです。1時間ごとに「ポッポゥ」と鳴き、合間にどうでもいいことをしゃべる、という大変シュールなボットです。

 「Twitter ボット」というと、今までに紹介したWebサービスとはまったく違うものに見えるかもしれませんが、実はこのボットも本連載のサンプルコードの進化形なのです。Twitter APIを使っていて、GAE上で動いている点は共通ですし、プログラムの基本的な部分もほぼ同じです。

 もちろん、発言内容や投稿タイミングの管理など、工夫が必要な点はありますが、「Twitterアカウントで認証をして、Twitter APIを使って発言を投稿する」という処理は、本連載のサンプルコードに盛り込まれている内容で実現できます。今回の記事を読んで興味を持った方は、ぜひボット開発にもチャレンジしてください。

 ちなみに、はとぽっぽ時計ボットは、はとぽっぽメモと同じく、シンカワエイスケさんの写真を使用しています。鳥や昆虫、廃墟など美しい写真ばかりですので、ぜひご覧ください。

シンカワエイスケさんのFlickr
http://www.flickr.com/photos/dmx/

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