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痛車でラリー! メロンブックスインテ奮闘記 第2回

メロンインテグラ、初陣をクラス優勝で飾る!

2010年04月19日 20時00分更新

文● 中村信博 ●写真/中島正義、中村信博

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メロン号大勝利! 次戦北海道もこの調子で!

 やった──ッ! ウェット路面に思うようにタイムが出ないエキシージの追撃をかわして、メロン号はSS20、21と続けてベストを奪取。最後のSS22はスローダウンする余裕も見せたメロン号は、多くのファンが見守るなか松浦河畔公園のゴールへ。開幕戦としてはまれに見る大接戦を制して、メロンブックス・インテグラJN-3クラス優勝だ!!

秒差の鍔迫り合いを演じたエキシージとともに、メロン号はゴール後のパルクフェルメ(車両保管)へ。今回の唐津戦での完走は、わずかに31台。ここにマシンを並べることができるのは、最後まで走りきることができたチームのみ。死闘を戦ってきたライバル達とともに羽根を休める情景は、自分達がJRCサーカスの一員だということを強く印象付けられる光景だ

大任を果たしてリラックスムードの2人。めろんちゃんもJRCとチームの盛り上げに頑張ってくれました!!

残念ながら眞貝選手、田中選手は、都合により表彰式に出席できず。かわりに壇上に上がったのは、マシン製作を担当したSRS金子社長と……デカめろんちゃん!! いろんな意味で会場が騒然となったことはいうまでもない(笑)

そしてメロンブックス・インテグラは、ローダーに載せられて次の参戦予定であるRd.3「ラリー北海道」へ。次は北の大地でお会いしましょう!!

 こうしてファンのみんなからの支援に助けられながら、初戦を最高の結果で終えることができた、我らがメロンブックス・ラリーチャレンジ2010。今回のイベントでは不安定な天候もあって、全42台のうち実に11台ものリタイヤが出ることになり、いかにこのイベントが苛酷だったか判ろうというものだ。メロン号は総合でも8位と好成績を挙げており、今回の勝利でドライバー・コドライバーとも24ポイントをゲット。チームは次の参戦予定であるRd.3「ラリー北海道」を迎えることになる。

 総走行距離が1000km近い、全日本ラリー選手権最大最長の規模を誇るダートイベント「ラリー北海道」。チームにとって一番の不安材料は、実はドライバーの眞貝選手にはダートイベント参戦の経験がほとんど無い、ということ。眞貝選手がドラテクを学んだ関東、それに中部地区は良好なダートコースが少なく、開催されるイベントも舗装ラリーが多かった。なので「ラリー北海道」での作戦は、1にも2にも「絶対完走!」が至上命題となるはずだ。それでもアクシデントが起こってしまうのがラリーなんだが、そこは経験豊富な田中選手がドライバーをうまくサポートしつつ、フィニッシュまでマシンを導いてくれるはず。それにファンからの熱い応援があれば、チームにとってはもう鬼に金棒だ。目覚めの春を迎えたばかりの十勝で、皆さんと会えることを心から楽しみにしてますよ!!

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