4月14日、日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)はテープドライブ「IBM System Storage TS1050」(以下、TS1050)を発表した。
「TS1050」は、LTO-4テクノロジーに比べ約2倍の容量(圧縮時3TB)、転送速度が最大280MB/sec(圧縮時)と約15%向上した第5世代LTO規格(以下、LTO-5)に対応するテープドライブ。インターフェイスは8Gbpsデュアルポート ファイバーチャネルに対応する。
低電力モードを備え、アイドル時の消費電力を従来の約48%に低減した。また、サーバーとのデータ転送速度の変化に合わせ、ドライブ内のデータ転送速度を14段階で動的に変更したり、内蔵のデータ・バッファを活用することで、1GBのファイルの読み込み時間を8秒以下にできるのが特徴だ。
大容量テープライブラリー装置「IBM System Storage TS3500」(以下、TS3500)に搭載して使用し、LTO-5データカートリッジを用いることで約2倍である最大30PB(3万720TB)のデータを保管可能となっている。
価格は352万円で、4月16日より出荷を開始する。なお、「TS1050」を4台内蔵する「TS3500」は3000万円から。