荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第147回

名古屋城の桜の木の下で出会った猫

地元では意外に猫と出会っていない!?

　せっかくなので桜やお堀と一緒に背景を入れて撮ってみるかと思ったのだが、猫はいつのまにか低木の下でくつろぎはじめちゃってうまく撮れず。

　かろうじて生け垣の向こうに石垣と桜を入れられただけでした。猫は思い通りに動いてくれないので、いざやってみるとなかなか難しいのだな。

縦位置にして、背景に無理矢理桜を入れてみた（2010年4月 ニコン D90）

　ちなみに名古屋は今年開府400年（徳川家が名古屋城を築城して400年ということらしい）で、「おもてなし武将隊」なる愛知県出身の戦国武将コスプレ隊が各地でイベントを開催してるのでお薦め。これがなかなか面白い。

　では最後に、名古屋城以外で撮った名古屋の猫の写真を、と思ったのだが、毎年のように帰省していながら猫にほとんど出会ってなかったのだ。

名古屋市はずれの公園で見かけた人なつっこい猫。近所の飼い猫だろう（2006年11月 キヤノン Powershot G7）

名古屋市郊外の里山を利用した公園で見つけた飼い猫。桜を目当てにぞろぞろと歩く人を遠巻きに見ていた（2010年4月 ソニー Cyber-shot DSC-HX5V）

　探したらこの2匹しか発見できなかった。猫って、会わないときは会わないものなのだな。

筆者紹介─荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』（MdN）、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。

＊次回は2010年4月16日掲載予定