このページの本文へ

Twitter APIとGAEでおもしろWebサービスを作ろう! (2/4)

2010年04月09日 11時00分更新

文●飯島進仁/株式会社ふむふむソフト

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

Twitter APIを使った開発の流れ

 連載1回目にあたり、最初に、Twitter APIを利用したWebサービスやアプリケーション開発の流れを簡単に説明します。各手順の詳細については連載の中で説明しますので、ここではざっと流れをつかめればOKです。

 まず、Twitter APIを使うための準備をしましょう。


1.Twitter アカウントの用意

 Twitterのユーザーアカントを取得します。すでに持っているTwitterアカウントをそのまま利用しても構いません。


2.Twitterアプリケーションの登録

 Twitterの設定画面からAPIを使うためのアプリケーション登録をします。ここで認証用のキーなどが発行されます。詳しくは次回説明します。


 ここまでがTwitter APIを使う上で最低限必要な手順です。この後の手順は、「APIを使って何を開発したいか?」で変わってきます。たとえば、作りたいものが「デスクトップアプリケーション」であればデスクトップアプリ用の開発環境の準備が必要ですし、「iPhoneアプリ」であればiPhone SDKをはじめとする専用の開発環境が必要となります。

 今回は『GAEを使用したWebサービス』ですので、GAEの開発環境とWebサービスを公開するための準備をしていきましょう。

 GAEを使うための手順は以下のようになります。


1.Googleアカウントの用意

 GAEを利用するにはGoogleアカウントが必要です。こちらもTwitterアカウントと同じく、すでに所有しているGoogleアカウントでも構いません。


2.Google App Engine SDKの入手とインストール

 グーグルが無料で配布しているGAE用のSDK(開発キット)をダウンロードします。

Google App Engine-ダウンロード
http://code.google.com/intl/ja/appengine/downloads.html


 現在対応しているOSはWindows、Mac OS X、Linux/その他のプラットフォームの3種類ですが、ここではWindowsを前提に進めます。

 GAE上での開発言語はJavaかPythonが選択できます。今回のサンプルはPythonで記述しましたので、「Google App Engine SDK for Python」を選択してください。


3. GAEの開発者登録

 手持ちのGoogleアカウントでGAEの開発者として登録すると、GAEのサーバーにプログラムをアップロードしてWeb上に公開できるようになります。また、アップロードしたアプリケーションの管理や負荷状況の確認にもGAEの開発者アカウントを使います。詳しくは次回説明します。

この連載の記事

一覧へ

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています