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物欲AVコモノ道 第47回

音質追求型のBluetoothイヤフォン2製品を聞き比べ!

2010年04月05日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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音質を諦めないオーディオテクニカ「ATH-BT02」

本体にはクリップを装備。胸ポケットなどにはさめる。またストラップ用の穴もあるので、ネックストラップをつけることもできる

本体にはクリップを装備。胸ポケットなどにはさめる。またストラップ用の穴もあるので、ネックストラップをつけることもできる

 オーディオテクニカのATH-BT02は、Bluetooth Ver2.1+EDRをサポートするワイヤレスイヤフォンだ。プロファイルはA2DPのほか、再生機器をリモート制御する「AVRCP」(Audio/Video Remote Control Profile)、ハンズフリー通話を実現する「HFP」(Hands-Free Profile)、そしてヘッドセットとして使うための「HSP」(Headset Profile)をサポートしている。コンテンツ保護方式の「SCMS-T」にも対応しているので、携帯電話のワンセグ放送の音声も聴くことができる。

 特徴は同社が「音質をあきらめない」と謳うとおり、音のクオリティにこだわった装備である。具体的には、コンパクトな本体にヘッドフォンアンプを内蔵、さらに音質補正技術である「SRS WOW HD」を搭載している。

4種類のイヤーピースが同梱されている

4種類のイヤーピースが同梱されている

 カナル型のイヤフォンが本体に直付けされており、製品にはXS/S/M/Lの4種類のイヤピースが付属。自分の耳にフィットするようにセッティングすることが可能だ。ケーブル長は60cmで、胸ポケットあたりに本体をクリップで留めるとやや余り気味になる。

内蔵バッテリーはUSB経由で充電する

内蔵バッテリーはUSB経由で充電する

 バッテリーは内蔵式で、本体底面にあるUSB(miniB)端子を使って充電する。連続利用は6時間、待ち受け状態であれば最大約200時間の利用が可能としている。なお重量は22gで、重たいと感じることはないだろう。

本体側面。ペアリング済みのBluetooth携帯電話にかかってきた電話の着信が可能だ

本体側面。ペアリング済みのBluetooth携帯電話にかかってきた電話の着信が可能だ

 本体は筒状で、正面に音量調整と再生/一時停止/曲送り・戻しのための十字キー、側面に通話ボタンと電源ボタン、さらにペアリング用のボタンが並んでいる。今回iPod Touchと接続して試したが、ペアリングは問題なくスムースに使い始められた。

 1度接続が確立すれば安定して通信が行なわれ、音の途切れが気になるようなことはなかった。十字キーの上下による音量調整も反応がよい。

 HSPやHFPといったプロファイルをサポートしていることからも分かるとおり、携帯電話とペアリングすれば、ATH-BT02を使ってBluetooth経由で通話も可能。本体には無指向性のマイクが内蔵されており、胸ポケットにクリップを挟んだ状態であれば普通に会話できた。

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