東京都は3月30日、「2009年度健康食品試買調査結果」を発表した。
都は、6月1日から同月23日までに100品目、10月1日から同月23日までに50品目を購入。購入方法は、都内の健康食品売場、スポーツ用品店(94事業者、105品目)、インターネット通信販売で購入(43事業者、45品目)。
表示・広告の検査では、販売店で購入した105品目中87品目に不適正な表示・広告がみられた。 インターネット等通信販売で購入した製品では、45品目中42品目に不適正な表示・広告がみられた。
不正表示が最も多かったのは、ダイエット効果をうたった26品目。次いで、健康茶の14品目、関節機能の維持・改善の20品目、美白・美容・美肌の10品目、視力回復の10品目など。
医薬品成分の検査では、購入した製品のうち医薬品成分の含有が疑われる91品目について、東京都健康安全研究センターで検査。医薬品成分は検出されなかった。
都では、不適正な表示・広告を行った事業者に対して改善を指導。他の自治体が所管する事業者については当該自治体に通報し、指導を依頼した。