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MARKETING 徹底解剖! 成功ネットショップの現場ノウハウ ― 第33回

Amazon、楽天に負けないネット書店の作り方

2010年03月26日 14時00分更新

三浦たまみ

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※この記事は、「徹底解剖! 成功ネットショップの現場ノウハウ」の第33回です。過去の記事もご覧ください。


 2008年度のBtoC向けのEC市場規模は6.1兆円。前年度の5.3兆円に比べ、13.9%もの伸び率を示しています(経済産業省「平成20年度我が国のIT利活用に関する調査研究」より)。しかし、この数字がそのまま中小のネットショップへの追い風になるかといえば、ノーと言わざるを得ません。黎明期と言われた2000年前後に比べ、資本力のある大手企業が次々とEC市場に参戦しています。このため、中小のネットショップが大手と似たような商材を同じような手法で売るだけでは、即、淘汰されてしまうのが現状なのです。

安藤拓郎さん
『漫画全巻ドットコム』の安藤拓郎さん

 とはいえ、勝機がまったくないわけではありません。漫画の全巻セットを販売する『漫画全巻ドットコム』の開業は、2006年8月。当時、すでにEC業界ではAmazon、楽天ブックス、イーブックオフなどの大手が幅をきかせ、リアルのビジネスではショッピングモールに出店している大型書店や、漫画喫茶などの競合がひしめいている状況でした。

 一見すると勝ち目はないように感じますが、2008年度後期、『漫画全巻ドットコム』は年商7億円を突破。大躍進を遂げました。しかも、漫画全巻ドットコムの店主・安藤拓郎さんには潤沢な資金があったわけではなく、業界に特別なコネがあったわけでもありません。完全な後発組でも、商材を見極め、その特性に合わせた売り方を徹底していけば、まだまだ参入の余地がある――。漫画全巻ドットコムはその好例と言えるでしょう。


■今回の成功ネットショップ:
漫画の全巻セット販売『漫画全巻ドットコム』

漫画全巻ドットコム

2006年8月、漫画の全巻セット販売に特化したネットショップとしてオープン。開業当初は中古本を扱っていたが、 2007年9月、すべての商品を新刊本に切り替える。2008年度後期の年商約7億円。楽天市場、Yahoo! ショッピング、ビッダーズにも支店がある。

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