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買ったからには全部言いたい! リコー「GXR」はどうなの? ― 第10回

これまでに気になった点を「GXR」開発陣に直撃!

2010年03月18日 16時52分更新

文● 小林 伸

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今回お話をお伺いしたリコー パーソナルマルチメディアカンパニーのGXR開発陣。福井氏(左上)、加賀氏(右上)、牧氏(左下)、清水氏(右下)

 リコーの「GXR」について、これまで10回にわたりその使用感をレポートしてきた。しかし、使っているうちに、やはり仕様についての疑問も多く出てきた。そこで、今回はリコーにお邪魔して、GXR開発者の方々からお話を伺った。


ネーミングは「GX」+「XR」で「GXR」

 ――まず、GXRの開発コンセプトについて伺いたいのですが。

GXRの商品企画を担当した、パーソナルマルチメディアカンパニー 企画室 商品企画 技術主担の福井 良氏
GXRの商品企画を担当した、パーソナルマルチメディアカンパニー 企画室 商品企画 技術主担の福井 良氏

 福井:GXRというシステムは一眼レフに迫る画質とコンパクトデジタルカメラの機動力の両立を目指したシステムを狙いました。撮影したい対象や場面に応じて、カメラユニットを交換することで対応できるようにする。今までにない撮影スタイルを提供するというのがGXRシステムの開発コンセプトです。

 ――GXRは発売から3ヵ月ほど経ちました。そろそろユーザーからの声が届いてくる頃だと思うのですが、GXRユーザーの使用シーンや反響はいかがですか?

 福井:「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」(以下A12 50mm)のほうは物撮りやマクロ撮影に使用したとき、今までのコンパクトデジカメとは違う写り方だという声をいただいています。「RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VC」(以下S10 24-72mm)のほうはストリートスナップなどでの使用シーンが多いようです。意外とわれわれが想定していたような使用のされ方が多いようです。

 ――GXRというネーミングはどこから?

 福井:わが社には拡張性を持った「GX」というシリーズがあります。GXRはセンサーやレンズが交換できる拡張性を持ったカメラであるということで、GXの1つのシリーズであろうということがあります。また、銀塩カメラの頃にレンズ交換のできる一眼レフの「XR」というシリーズがありました。それを少し連想できるような形でGXRというネーミングになりました。

交換式のレンズユニット GXR最大の特徴である、交換式のレンズユニット

 ――カメラユニットという今までにない交換システムを採用した理由は?

 福井:「GR DIGITAL」シリーズなどを出していくなかで、レンズ交換のできるシステムやより大きなセンサーを使用した機種は出さないのか? といった要望がありました。その声に応えるため、新しいシステムを作ろうとしたとき、どういうシステムがいいのだろうかと考えました。

 デジタルの時代になり、単純にレンズ交換ができるだけではなく、センサーを含めて交換することで今までにない新しい撮影スタイルを提供できるのではないか? と考え、カメラユニット交換というシステムを開発しました。

 ――今までにないカメラユニットというユニークな交換システムを開発する上で大変だったところは?

GXRのソフトウェアの開発を担当したパーソナルマルチメディアカンパニー ICS設計室 設計3G シニアスペシャリストの牧 隆史氏
GXRのソフトウェアの開発を担当したパーソナルマルチメディアカンパニー ICS設計室 設計3G シニアスペシャリストの牧 隆史氏

 牧:カメラユニット側に1つのカメラとして完結しているくらい、かなり機能が入っています。切り口としてカメラユニットと本体側でどれだけ機能をさせるか切り分けの部分がかなり大変でした。

 ――具体的にカメラユニット側ではどこまで処理をさせていますか?

 牧:カメラユニット側では画像を圧縮する手前の「絵作り」までの処理をさせています。それ以降の処理は本体側で行なっています。

 ――レンズとイメージセンサーが一体になったカメラユニットというものを採用したことで、イメージセンサーに縛られず自由に選択して設計できますね?

 牧:もともとの企画意図としてもイメージセンサーを自由に選択できるようにすることを考えていました。

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