モバイル端末が充実し、外出先でも気軽にインターネットができるようになった。しかし、最先端の端末でも、そうでない端末でも快適なインターネット環境を提供するため、Opera Softwareはモバイル向けウェブブラウザー2種の正式版を公開した。
ノルウェーのOpera Softwareは16日、「Opera Mini 5」と「Opera Mobile 10」の2種類のモバイルブラウザーが正式版になったことを発表した。両製品とも、快適にインターネットができるよう、ページ表示速度の高速化やデータの圧縮技術などを搭載。PC用ブラウザーとほぼ同等の機能を搭載している。
Opera Mini 5は、Javaをサポートしている携帯電話やスマートフォンのBlackberryで利用できる。一方、Opera Mobile 5は、Windows Mobile搭載機種および、ノキア社製スマートフォンのSymbian S60で利用できる。
両ブラウザーとも、ウェブ閲覧時にデータを端末で受信する前に最大90%まで圧縮することで、読み込みの高速化やデータ通信時のコスト削減につながるとしている。また、タブブラウジングやスピードダイヤル、パスワードマネージャーなどの機能を搭載。最新端末でなくとも、快適なインターネットができるよう設計されている。
もちろん、両ブラウザーとも無料。携帯端末からOpera Softwareのウェブサイトにアクセスしてダウンロードできる。