ソフトによるカスタマイズでさらに強力な端末に

アプリを追加して「Xperia」をさらに使いこなす

Androidマーケット

Androidマーケットからアプリケーションを追加してこそ
ドコモ スマートフォン「Xperia^TM」をより使いこなせる！

　Googleが開発した話題のスマートフォン用プラットフォーム「Android」を搭載するドコモ スマートフォン「Xperia」。Timescape^TMやMediascapeといったXperiaならではのソフトに加え、Googleの各種サービスと連携したさまざまなアプリも搭載されており、購入してすぐにコミュニケーションや実用的な機能が活用できる。

　しかしスマートフォンであるXperiaの魅力はさらに別のところにも見つけることができる。それが、すでに多数存在する追加アプリをインストールして、自分なりの使い方を追究できる点だ。

　追加アプリはホーム画面にもアイコンが用意されている「Androidマーケット」からダウンロードが可能だ。もっともすでに2万本を超える数多くのアプリがあるため、逆に自分にとって便利なソフトを探し出すのは難しい。

　そこで今回はXperiaをさらに便利にする、ASCII.jpオススメのアプリを紹介していこう。

Xperiaをさらに使いこなすためのアプリ
常駐ツール編

　まずはXperiaに普段から常駐させておくことで、Xperiaの操作そのものをより便利にするツールからピックアップしよう。

現在起動中のアプリを一旦まとめて終了できる

Task Manager 1.2.1
作者：Rhythm Software

Task Manager

　Android OSはマルチタスクに対応しており、アプリを立ち上げたあと、そのウィンドウを閉じても、基本的にはバックグラウンドで動作し続けている。そもそも終了するためのメニューが存在しないアプリも少なくない。

　このこと自体はAndroidならではの長所だが、アプリをいくつも立ち上げると、心なしか動作が重たく感じてしまうときもある。そこで便利なのが「Task Manager」というソフトである。実行中のアプリを簡単に終了させられるので、Xperiaを元のキビキビとした動作に戻すことができる。

　Task Managerを起動すると、実行中のアプリを一覧表示し、ワンタッチでアプリを終了させられる。同種のソフトは複数存在するが、このTask Managerが優れている点は、Xperiaの画面を消したときに、実行中のアプリをすべて自動的に終了させられる設定が用意されているところだ。いちいち手動でアプリを終了させる手間がかからず、とても手軽だ。

　待受画面に専用ウィジェットを貼り付けておけば、ウィジェットをタップするだけで、実行中のアプリをすべて一瞬で終了させられるところも注目したい。

Task Managerを起動すると現在バックグラウンドで動作しているアプリの一覧が表示されるのでアプリを選択して終了させる。またアプリごとに自動終了の設定にしたり、ウィジェットとして使用中のメモリサイズを表示する機能なども持っている

Xperiaに向かって喋った言葉でネット検索

Google 音声検索 1.4.1
作者：Google Inc.

Google 音声検索

　Xperiaではフルタッチ型端末とは思えないほど効率的な文字入力が可能だが、実はさらにそれより高速な入力方式がある。それが喋った言葉を自動認識してテキストに変換してくれる「Google 音声検索」だ。

　使い方は簡単。インストール後にアプリを起動、もしくはホーム画面の右にあるマイクのアイコンをクリックする。あとは端末に向かって何か言葉を発すればいい。数秒程度で認識した言葉を表示してくれる（もちろん日本語も認識する）。

　認識してくれるのは1つの単語だけではない。たとえば「新宿から東京」などと話すとすぐに経路を表示してくれたり、「YouTube 猫」ではYouTube上の猫に関する動画を検索したりと使い方は色々だ。

　あらかじめGoogle 音声検索をインストールしておくことで、テキスト入力時に音声認識機能が利用できるようになる音声検索対応ソフトの数も増えている。いずれにせよ、とりあえずは入れておきたい1本と言えるだろう。

マイクに向かって何か話すと、ネット経由でサーバ上で内容が解析され、喋った内容にあった検索結果を表示してくれる。駅名を言えば経路を検索したり、また「地名＋映画館」では映画上映情報なども検索できる

Xperiaでもフリック入力が使えるようになる！

Simeji 3.D
作者：adamrocker

Simeji

　Xperiaに搭載されている日本語入力システム「POBox Touch 1.0」では、QWERTYタイプのソフトキーボードとともに、従来のケータイと同じくテンキーを1～5回叩く（かなを入力する場合）タイプの2つの入力方式に対応している。

　しかしテンキーを利用し、たとえば「あ」を押したのち、指を上下左右に動かすことで「い」「う」「え」「お」を入力できる「フリック入力」の人気もスマートフォンユーザーの間で高まっている。フリック入力は慣れこそ必要なものの一旦習得してしまえば、操作が少ない分、高速に文字入力できるからだろう。

　この「Simeji」はフリック入力をサポートした日本語入力ソフトだ。POBox Touchほどは強力とは言えないものの推測変換機能も持っている。また子音を選択後に母音を選択することで2回のキー操作でかな入力が可能な「ポケベル打ち」にも対応する。

　もちろんSimejiをインストールしても、設定の変更でいつでもPOBox Touchに戻れるので心配は無用だ。日本語入力システムさえ、ユーザーの手によってカスタマイズできるAndroidの深さがわかるソフトとも言えるだろう。

Xperiaでフリック入力を利用したいなら、このSimejiをインストールしよう。これまでのPOBox Touchと切り替えて利用できる。またポケベル打ちにも対応している