このページの本文へ

高性能でも高効率電源搭載でエコ!

35%性能向上した「Dell OptiPlex 980」登場

2010年03月15日 06時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

企業が環境問題への配慮を行う責任を問われる時代。しかし、業務効率を上げるためにPCを導入すればエネルギー問題とコストが発生する。デルは、その両面を解決する、高性能でコストパフォーマンスに優れた企業向けPCを発表した。

 デル(株)は12日、デルの企業向けデスクトップPCとしては最高峰の性能と電源効率を謳う「Dell OptiPlex 980」を発表した。性能は前世代のOptiPlexと比べて35%向上し、最大90%の高効率電源を搭載している。

 今回の製品では、高度なリモート管理機能を実現。「インテル vPro」はもちろん、デルの製品として初めて「インテル KVM」を搭載。ユーザーのキーボードやビデオ、マウスをリモートで制御可能になった。また、「OptiPlex ONテクノロジー」も新搭載。電源ボタンを押すだけで、Microsoft Outlookにアクセスし、メールやカレンダー、スケジュールなどを確認できる。

「Dell OptiPlex 980」

「OptiPlex ONテクノロジー」使用時のイメージ

 今回はミニタワー型/デスクトップ型/スモールフォームファクタ型の3種類の筺体が用意されている。デルによれば、「デルではグローバルに製品を提供しており、それぞれの市場のニーズに応えるため。特に、日本ではスモールフォームファクタ型の需要が最も高い。一方で例えば中国、インドなどではミニタワー型に最も需要があるので、幅広い選択肢にて製品を提供するため」だとしている。

 なお、ミニタワー型およびデスクトップ型では「デュアル PCIe ディスクリートグラフィックスオプション」により最大4台の液晶モニターに別々の画面を表示でき、作業効率の向上にもつながる。

 最大90%の電源効率をもつ電源ユニットは「Energy Star 5.0」の認証を受けているもの。デルによれば「今回の製品のために専用で開発されたもの」だという。

従来と同様、道具がなくとも内部のメンテナンスができる

 米国の環境保護庁「EPA」によって提供されているエネルギー効率良さを評価するの認証制度で、年々増え続ける消費電力による環境問題を改善するために発案された制度だ。

 標準構成のスペックは各筺体とも共通で、CPUはPentium G6950(2.8GHz)、メモリーはDDR3の1333MHzに準拠したものを1GB、160GBのHDDを搭載する。

 また、標準構成時の価格はミニタワー型が9万3177円から。デスクトップ型が9万1017円から。スモールフォームファクタ型が9万4692円からとなっており、デルオンラインストアから購入できる。

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ