iPhoneでスキャンしたPDFデータを持ち出す
液晶画面の大きなスマートフォンや携帯電話を使っているなら、スキャンデータを持ち出したい。中でもiPhoneは、最高のPDFリーダーとなる。情報管理ソフトの「DropBox」や「Evernote」が流行っているが、雑誌や書籍をスキャンしたPDFファイルはサイズが大きいので、アップロードできなかったり、開くのに時間がかかってしまう。
そこで、オススメなのが「GoodReader」だ。高速動作がウリのPDFリーダーで、無線LAN経由でパソコンのファイルをiPhoneに転送できる。
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| GoodReaderの画面 | 画面に表示されるURLにパソコンからアクセスし、PDFファイルを転送する |
スマートフォンは画面が小さいとはいえ、意外と読めるものだ。週刊アスキーのような段組になっている誌面なら、拡大しながら普通に読める。コミックにもぴったりで、拡大しなくてもセリフまで読める。小説は文庫本なら問題なし。単行本サイズだと文字がやや小さくなるので厳しい。上下2段組の小説なら横スクロールで読めるので問題ないが、1段組だと1行ごとに上下スクロールを繰り返す必要があるのでつらい。英語のペーパーバックなら、横表示にして上下スクロールだけで読めるのだが……
4月に発売される「iPad」は、9.7型液晶ディスプレーを備えている。メモリーカードを利用できないのが残念だが、究極のPDFビューワーとなることは間違いない。今から発売が楽しみだ。
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| 週刊アスキーくらいの雑誌なら、拡大すれば普通に読める | 文庫本サイズの小説なら楽に読める。余白の分だけ拡大すればさらに読みやすくなる |
![]() | ペーパーバックなら横表示にして読む |
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ペーパーレス化は癖になる
ある程度スキャンしていくと、ペーパーレス化の効果が目にみえてくるので、作業が苦にならなくなる。紙を見たらまず、「捨てられるのか捨てられないのか」を判断し、迷ったらスキャンすればいいだけ。もちろん、連載第1回でも述べたようにバックアップはきちんと取っておきたい。スキャンしたデータを一気に失った時のダメージは想像できるはずだ。
スペースとFAX送信代の節約に加え、キーワード検索で目当ての文書を見つけたり、大量データをスマートフォンで持ち出せるといった電子化のメリットは計り知れない。雑誌や書籍、カタログ、紙資料などが邪魔だと感じているなら、ドキュメントスキャナーの導入の検討をお勧めする。
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筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。現在使っているノートパソコンは、東芝のSS RXとMac。とはいえ、1年以上前の製品なので、買い換えを思案中。日経パソコンオンラインで「ビジネスパソコンテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「PDFビジネス徹底活用技」(技術評論社)。
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