ワコムは2日、プロフェッショナル向けの液晶ディスプレー一体型タブレット「Cintiq」シリーズの新製品として、21.3型の「Cintiq 21UX」を発表した。価格はオープンプライスで、同社直販サイトでの販売価格は22万8000円。発売日は3月26日の予定。
新しいCintiq 21UXは、製品名こそ従来機種と同じだが、タブレット部分の機能が大きく向上している。同社のハイエンドタブレット「Intuos4」相当の機能を、ディスプレー一体型タブレットに搭載。Intuos4で好評を博した、繊細な書き味を実現する「筆圧感知レベル 2048レベル」「1gのペン荷重感知」といった機能と、左右対称の使いやすいデザインを備えている。
ディスプレー部分は21.3型・1600×1200ドットのIPS液晶パネルを使用し、従来機種とほぼ同等の性能を備える。ディスプレーの左右には各8個のファンクションキー(計16個)を備えるほか、キーの裏に当たる背面側に、トラックパッドを計2個そなえている。各キーやパッドには、ユーザーが機能を割り当て可能となっている。
お詫びと訂正:掲載当初、TN液晶パネルと記載していましたが、正しくはIPS液晶パネルでした。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2010年3月2日)
ディスプレー表面はアンチグレアタイプの強化ガラスに覆われていて、書き味や耐久性の向上を実現。ディスプレー裏のスタンドは、使いやすいチルト角に角度を変更したり、ディスプレー全体を回転させる機能を持つ。本体サイズは幅561×奥行き47.8×高さ421mm、質量は8.7kg(本体のみ)。
パソコンとの接続インターフェースは、映像入力がDVIとアナログRGB、タブレット用にUSBを備える。付属品として、Intuos4と同じペンやペン用ラバーグリップ、ペンスタンドや替え芯などが付属する。対応OSはWindows 7/Vista/XP、Mac OS X 10.4以降。