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松村太郎の“モバイル・ネイティブ”時代の誕生を見る ― 第4回

ソーシャルメディアとスマートフォンは就職活動を助けるか?

2010年02月26日 13時30分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

就活学生もiPhoneを持って情報武装

 「最近の就職活動はとても厳しいものですが、出席しなければその会社にエントリーすることすらできない、セミナーの予約すらすぐに満員になってしまうほど、いろいろな物事のスピードが速まっています」

就活カレンダー.com最新の説明会、セミナー情報などが入手できる「就活カレンダー.com」

 そう語るのは「就活カレンダー.com」などを運営し、就職活動を学生の視点で支援し続けている就活バリュー代表の伊澤諒太さん。セミナーの情報をキャッチしたらすぐにその場で予約をしなければならず、数分間の勝負が繰り広げられているという。就職活動の学生にも、相当の情報武装が必要になっているそうだ。

就活バリュー 伊澤諒太氏
就活バリュー 伊澤諒太氏。大学在学中からさまざまな企業でインターンに携わっていく中で、現在の「就活カレンダー.com」の運営を引き継いで、就職活動の支援を学生の目線からバックアップする活動を展開している

 まずは電子メールは大学で使っているものではなく、学外からでもアクセスできるアドレスが必要だ。また家のパソコンだけだと、昼間送られてくるセミナーのお知らせのメールをキャッチできないため、ケータイなどに転送する。ただしケータイからではウェブサイトの関係で予約できないことが多いため、さらにネットブックかスマートフォンを持ち歩く必要がある。

 持ち運びやデータ通信の契約の手間を考えると、後者のスマートフォンが現実的だろう。こうしてiPhoneが就職活動の学生に選ばれるようになっている。今年1月一杯まで展開されていた、ソフトバンクによるキャンペーン、「iPhone for everybody」が終わる1月後半にものすごい量の「iPhoneに変えましたメール」を受け取ったと言う。「メカに強くない女の子も、iPodを持つように、iPhoneを手に取っている」とその勢いを指摘する。料金的に選びやすくなった点も、後押ししていたようだ。

 iPhoneで就活の情報をリアルタイムに取得し、対応するようになってくると、これまでの就活情報のやり取りもリアルタイム指向が強まってくる。そこで就活カレンダー.comではTwitterで「しゅうかついったー」(@shukatsu_witter)のアカウントを開設し、就活情報の流通や日常的な会話、相談を受けたり、イベント告知をするなどしているそうだ。

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