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松村太郎の“モバイル・ネイティブ”時代の誕生を見る ― 第4回

ソーシャルメディアとスマートフォンは就職活動を助けるか?

2010年02月26日 13時30分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

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 最近、iPhoneとTwitterで就職活動を支援できるか? というテーマについて取り組んでいる。Twitter上では「#shukatsu_i」というハッシュタグ(関連リンク)で、就職活動を進めている学生や、それを応援する人たちによってディスカッションを進めている最中だ。なにか意見があったり、就活の現状について知りたい方は、タイムラインを見てみてはどうだろうか。

shukatsu_i 「#shukatsu_i」というハッシュタグで現在就活中の学生についてのディスカッションが行なわれている

 2011年新卒の就職活動に向けて動き出している一方で、今年卒業する学生たちの厳しさも伝えられている。1998年以降、3年程度の間隔を置いて就職氷河期がやってきている感があるが、2008年秋のリーマンショック以降、採用見送り、内定取り消しに端を発し、再び学生の就職活動は狭き門になりつつあるようだ。

 僕自身、就職活動に取り組んだことはあったが、なかなか大変である。セミナーで話を聞いて情報収集をし、ウェブサイトなどでエントリーをし、試験を受け、面接を何回も繰り返す。日頃から社会人と接する機会が少ない大学生にとっては、ただでさえも緊張するシーンである上、自分の当面の人生を決める部分もあり、その緊張はさらに大きくなる。

今も昔も就職活動は情報戦

 日本の学生の就職活動中に交わす会話ややりとりも、なかなか日本人らしい。もはや一生を決める活動ではなくなったにしても、当面の人生を決めるのだ。仲間同士で話し合ったり、進捗具合を共有しながら切磋琢磨すればよさそうなものだ。

 にも関わらず、一方では頑張りすぎていることに対する気恥ずかしさもあるようで、身近な友人達とそこまで突っ込んだ情報共有をしているわけではないようだ。そんな周囲の様子に安心していると、自分だけ出遅れていた、なんて言う体験談はしばしば聞く。

 一人で就活をするよりは誰かに相談したい。そんなニーズはリアルな友人の一部とインターネット上のコミュニティへ向けられている。そして情報戦は就活の成否に関わるようなところにまで影響を及ぼし始めた。

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