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My Phone、W-ZERO3で重要なデータを自動バックアップ

2010年02月25日 09時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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マイクロソフトが提供している「My Phone」は、スマートフォン上のデータをインターネット上のサーバにバックアップできるというサービスだ。無償で提供されているので、HYBRIDW-ZERO3ユーザーならぜひ活用したい。

クラウドを活用してHYBRID W-ZERO3内のデータをバックアップ

 スマートフォンを活用するようになると、スケジュールやアドレス帳など重要なデータがどんどんメモリ上に蓄積されることになる。もし何らかのトラブルでこうしたデータが消えてしまうと、そのダメージは計り知れないだろう。

 ウィルコムの「HYBRID W-ZERO3」が採用するWindows Mobileでは、同期によってPC上のHDDにデータを保存することが可能なため、容易にバックアップを実施できる。ただ、たまにしかPCと同期しないというユーザーの場合、バックアップされているのは古いデータだけで、必要な内容が復旧できないといったことも起こりえるだろう。また、そもそもこの方法ではPCを持っていないユーザーはバックアップすることができないのも課題である。

 こうしたユーザー向けのサービスが、HYBRID W-ZERO3で利用できるマイクロソフトの「My Phone」だ。これはWindows Mobile 6 Professional/Standard以降を搭載したスマートフォン向けのクラウドサービスで、スケジュールやアドレス帳、作成したドキュメント、さらには画像やビデオといったデータをインターネット上のサーバに保存できる。つまりPCと連携させていなくても、重要なデータをインターネット上にバックアップできるというわけだ。

Windows Live IDを持っていなければ、まずスタートメニューにある「Windows Live ID サインアップ」を開こう

ここで「作成」ボタンを押せば、Windows Live ID作成のためのウィザードに進む

Windows Live IDが用意できたら、スタートメニューの「Microsoft MyPhone」をタップしよう

最初にサービスの説明が表示され、その後サービス利用許諾への承諾が求められる

Windows Live IDを入力する。自動で同期する場合は、「パスワードを保存する」にチェックを入れておこう

 さらにうれしいのは、データを更新した際に同期を自動的に行う仕組みが用意されていること。これを利用すれば、同期することを忘れていても安心だ。

 My Phoneを使ってサーバ上に保存したデータは、トラブル発生時やハードウェアリセットを行った際の復旧用として使えるほか、別のスマートフォンにリストアすることも可能である。このため、たとえば旧機種から新機種にデータを移行したいといった場面でもMyPhoneは有効だろう。

 利用するには、Windows Live IDを取得する必要がある。HYBRID W-ZERO3上のスタートメニューに「Windows Live ID サインアップ」という項目があるので、それをタップして登録しよう。なお別のサービスでWindows Live IDを利用しているなら、それを流用すればいいだろう。

 Windows Live IDを取得したら、同じくスタートメニューにある「Windows MyPhone」を開き、Windows Live IDとパスワードを入力する。サインインすると同期の方法(自動/手動)を選べば基本的には完了だ。

 今回紹介した機能以外にも、PCのWebブラウザを使って同期したデータを参照する機能や、万が一スマートフォンをなくしてしまった場合にスマートフォンをロックしたり、データを消去したりできるプレミアムサービスが用意されている(プレミアムサービスは無償試用版が提供されており、試用後は400円で1週間利用可能な権利を購入可能)。大切なデータをしっかり保護するために、HYBRID W-ZERO3ユーザーならぜひ活用したいサービスだ。

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