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auto110を知っている人にはたまらない!?

レトロで可愛いボディの「Optio I-10」

2010年02月24日 12時00分更新

文● 荻窪 圭

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ハイライトとシャドーをそれぞれ補正可能

 レンズは28~140mm相当の5倍ズームでF3.5~5.9。レンズがやや暗めなのでISO感度はすぐに上がっていく。撮像素子は1/2.3インチの1210万画素と普及価格デジカメのCCDセンサーで、CCDシフト式の手ブレ補正が搭載されている。

ワイド端で撮影(28mm相当 1/50秒 F3.5 ISO 100)

ワイド端で撮影(28mm相当 1/50秒 F3.5 ISO 100)

テレ端(140mm相当 1/100秒 F5.9 ISO 800)で撮影。5倍ズームなのでけっこう寄れる。テレ端はF5.9と暗い上にシャッタースピードも速めにセットされるので明るい場所以外ではすぐ感度が上がる

テレ端(140mm相当 1/100秒 F5.9 ISO 800)で撮影。5倍ズームなのでけっこう寄れる。テレ端はF5.9と暗い上にシャッタースピードも速めにセットされるので明るい場所以外ではすぐ感度が上がる

 撮影最短距離はマクロモードで10cm。マクロモードはワイド端から中望遠まで働き、中望遠時は20cm。スーパーマクロ時は焦点距離が35mm相当に固定されて約8cmと、スーパーマクロと呼ぶほどではなく、もうちょっと寄れると嬉しかったところだ。

曇天下の紅梅。ワイド端のマクロモードで撮影(28mm相当 1/50秒 F3.5 ISO 80)

曇天下の紅梅。ワイド端のマクロモードで撮影(28mm相当 1/50秒 F3.5 ISO 80)

白梅。スーパーマクロモードで撮影(35mm相当 1/100秒 F3.9 ISO 80)

白梅。スーパーマクロモードで撮影(35mm相当 1/100秒 F3.9 ISO 80)

 ISO感度は80から6400(ただし、3200と6400は画像サイズが小さくなる)と幅広く、ISOオートでは最大800まで上がる。高感度時の絵はディテールを多少犠牲にしてもノイズを消すという方向か、ノイズリダクションがけっこう強い。


感度別撮影サンプル

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

 ISO 400からノイズリダクションの影響がではじめ、ISO 800からはけっこう目立つが、ノイズを強めに消しているのでディテールは失われるが、パッと見た感じはISO 800までなら使えそう。

 高感度モードにすると画像サイズが5Mに落ちるが、最大ISO 6400まで上がり、高めのシャッタースピードを維持してくれるので、画質より動きを止めたいときにも重宝する。

高感度モード(5Mサイズ)で撮影(1/50秒 F3.5 ISO 800)

高感度モード(5Mサイズ)で撮影(1/50秒 F3.5 ISO 800)

さらに暗い場所で高感度モード(5Mサイズ)。ISO 6400まで上がった。さすがにISO 6400だと画質の劣化は大きい(1/50秒 F3.5)

さらに暗い場所で高感度モード(5Mサイズ)。ISO 6400まで上がった。さすがにISO 6400だと画質の劣化は大きい(1/50秒 F3.5)

 基本的にカメラ任せで撮るカメラだが、彩度やシャープネスを変更できたり、ダイナミックレンジ設定でハイライト部とシャドー部をそれぞれ補正できるなど、ある程度のカスタマイズは可能だ。

メニューでは細かなカスタマイズが可能。また、グリーンボタンには好きな機能を割り当てられるのがうれしい

メニューでは細かなカスタマイズが可能。また、グリーンボタンには好きな機能を割り当てられるのがうれしい

ハイライトとシャドー部それぞれに補正をかけることができる

ハイライトとシャドー部それぞれに補正をかけることができる


ハイライトとシャドー補正のサンプル

通常の撮影

通常の撮影

ハイライト補正

ハイライト補正

シャドー補正

シャドー補正

ハイライトとシャドー両方を補正

ハイライトとシャドー両方を補正

 シャドー補正はさほどでもないが、ハイライト補正はなかなかよく効き、白飛びが抑えられるのが如実にわかる(逆に補正なしの時これだけ目立つ白飛びを起こすのもどうかと思うが)。白飛びするようなシーンで使ってみたい。

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