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「スカパー! HD」のハイビジョン番組録画も可能

10倍録画が驚くほどきれい!? ソニー「BDZ-RX105」速攻レビュー

2010年02月17日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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ソニーのBDレコーダー「BDZ-RX105」。イベントイヤーということもあってか、半年あまりでの新モデル投入となった

 今年は薄型テレビもBDレコもモデルの切り替えが早い。開催中の冬季五輪バンクーバー大会に、夏のW杯南アフリカ大会と続くイベントイヤーであることに加え、いよいよ地上アナログ放送終了まで1年あまりとなる本年は、年明け早々各社から新製品発表が相次いでいる。まずは、前モデルの発売から半年で早くもモデルチェンジを行なったソニーのBDレコ「BDZ-RX105」(3月6日発売予定/予想実売価格 15万8000円前後)を取り上げる。

 今回は最上位モデルの「BDZ-EX200」だけが販売継続で、レギュラーモデルと言える「BDZ-RX105/RX55/RX35/RS15」がモデルチェンジされた。最大のポイントは、最長10倍となったMPEG4 AVCの長時間録画。このほか、使い勝手の点でもいくつかの改善が加えられている。

 また、Wチューナーの普及価格モデル「BDZ-RX35」(予想実売価格 9万9800円前後)は、旧モデル「RX30」と比べると、上級モデルだけが備えていた「スカパー! HD録画」「ソニールームリンク」への対応が加わっている。「スカパー! HD」のハイビジョン録画ができるモデルがより拡大されたことは、W杯全試合放送に向けて「スカパー! HD」加入を考える人にとっては朗報だろう。


細かな変更を加えて、「スカパー! HD」との親和性や使い勝手を向上

「BDZ-RX105」外観。モデルごとの色分けはブラックとガンメタの2パターンに統一された

 まずは外観を見ていこう。といっても、同社の薄型テレビ〈ブラビア〉とマッチするデザインに大きな変更はない。変更されているのは、従来はブラック(RX100)/ガンメタ(RX50)/シルバー(RX30、RS10)で色分けされていた前面パネル部分が、ブラック(RX105/RX55)、ガンメタ(RX35/RS15)となった。そのほかは、ブルーレイディスクのロゴマークが、シールから立体的なバッジに格上げされたこと、そしてワンタッチダビング/ワンタッチ転送のボタン表示が見やすく改善されている。

 リモコンも基本的には共通。変更点は、上部にあるほかのコンポーネントを操作する操作切り替えボタンに「スカパー! HD」用のボタンを用意したこと。これを使えば、「スカパー! HD」チューナーでの番組予約操作などをリモコンを持ち替えずに使うことができるというわけだ。

 もうひとつの新機能が、「おまかせリモコン」。これはBDレコのリモコンで他社を含むテレビの操作が行なえるようにするものだが、従来は電源オン・オフと入力切り替え、順送りの音量と選局程度しかできなかった。これが新モデルでは、コントロールコードを拡張することでテンキーによるダイレクト選局、番組表の呼び出し、十字キーや決定ボタンによるメニュー操作などまで行なえるようにしている。番組連動データの呼び出しや地デジ/BS/110度CSの放送切り替えもできるので、日常的な操作のほとんどはBDレコのリモコンだけで行なえる。

「BDZ-RX105」のリモコン(写真右は、カバーをスライドさせた状態)。基本的には前モデルのものと同じだが、「操作切り替えボタン」の「STB」ボタンが「スカパー! HD」チューナーの操作用ボタンとなっている

 HDMI接続によるリンク操作が一般的となった今や、もうひとつアピール度に欠ける新機能と思う人も少なくないと思う。しかし、薄型テレビはA社、BDレコはB社とそれぞれで自分に使いやすいモデルを選ぼうとするAV機器に詳しいユーザーには、HDMIリンク機能の恩恵はあまり得られない。そこで、BDレコ側で他社のテレビも快適に操作できるようにしたのだ。どちらかといえば、AV機器に詳しいユーザー向けの機能ではあるが、メーカーを気にせず自由にBDレコを選びたいという人にはありがたいだろう。ちなみに、他社のテレビとの組み合わせでも、HDMIリンクによる電源オフ連動などの基本操作は可能なので、ソニー同士の組み合わせによる「ブラビアリンク」ほどではないが、操作はかなり快適になる。

 また、他社メーカー製のリモコン用の登録も手軽に行なえるようになった。従来は取扱説明書を開いてリモコン設定の方法を調べ、さらに各社の膨大なリモコンコードを探し出して設定するという面倒なものだったが、「おまかせリモコン」では画面の説明を見ながら作業が行なえるので、いちいち取扱説明書を開く必要はなくなった。

リモコン設定は、初期設定時に一括で行なえる。このほか、ホームメニューの設定から任意でリモコン設定を行なうこともできる
リモコン設定の画面。まずはメーカーを選択する。国内で発売されているほとんどのメーカーが用意されている
リモコンコードの登録画面。手順がすべて画面で説明されているので、比較的容易に設定が可能だ

 もうひとつの新機能は「おでかけ転送」の強化。録画した番組を携帯電話やポータブルプレーヤーなどに転送する機能は、今や他社レコーダーにも搭載されており、ソニー独自のものとは言えなくなっているが、さすがは先行メーカーだけに、転送先(ウォークマン/nav-u/PSP/携帯電話)が多彩だ。

 今回強化されたのは、番組転送を手軽に行なえる「ワンタッチ転送」で、従来は3日間/1週間/2週間の設定で期間内に録画した番組を自動で転送し、期間を過ぎた番組はBDレコに戻してくれるというものだった。この場合、期間を過ぎると見ていない番組までも転送先のプレーヤーから消えてしまっていたのだが、新採用の「おまかせ転送」を選ぶと、視聴済みの番組だけを「おかえり転送」し、未視聴番組はそのまま残るようになった。しかも対応する「ウォークマン」を使った場合は、「ウォークマン」の視聴履歴に基づいてよく見る番組だけが転送される。たくさんの番組を転送しようとして、転送に時間がかかったり、プレーヤーのメモリーを圧迫したりすることもなく、いちいち転送する番組を選ぶ手間もなしで、「おかえり転送」が快適に楽しめるようになったのだ。


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