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キヤノン「EOS Kiss」シリーズに最新機種が登場

ハイエントリー機へと生まれ変わった「EOS Kiss X4」レビュー

2010年02月16日 12時00分更新

文● 周防克弥

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キットレンズはすべて手ブレ補正機能付

若干丸みが強くなり、コンパクト感が増した。機種名を示すエンブレムの取り付け位置も、より目立つ場所に変更されている


 発売は2月26日、すでに一部量販店などでは予約が開始されている。ボディのみの価格は8万9800円前後、「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS」付属のレンズキットが9万9800円前後、「EF-S 18-55mm~」にプラスして「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS」も付属するダブルズームレンズキットが12万9800円前後、そして「EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS」付属のレンズキットが12万9800円前後となっている。

 エントリークラスにしては少々高めの設定だが、価格に見合うだけの性能は備えているといってよい。

液晶は「Kiss X3」と同じく3.0型だが、画素数は約92万ドットから約104万ドットへとスペックアップ。またアスペクト比が4:3から3:2へ変更されている。ファインダー右横に新設されたボタンはライブビューへの切り替え及び動画モード時の記録開始ボタン

モードダイアルの色が黒に戻った。動画モードの位置は変わらず(最右端)。もう少し使いやすい(回しやすい)位置にあると切り替え時に便利なのだが


「EOS 7D」のスペックを受け継ぐ高機能

 撮像素子には有効画素数約1800万画素のCMOSセンサーを採用、ミドルレンジ機である「EOS 7D」と同等の画素数になった。約1500万画素だった「Kiss X3」から順当にスペックアップしたことになる。撮影モードの変更はなく、基本機能は「Kiss X3」をそのまま受け継いでいる。AFシステムも従来通りなのは少し残念だが、測光システムを「EOS 7D」と同じ63分割デュアルレイヤー測光センサーにしたことで、露出精度は前機種より向上している。また、露出補正幅も「Kiss X3」の±2段から±5段に広がった。

 本体サイズは128.8(幅)×97.5(高さ)×75.3(奥行き)mmと、Kiss X3に比べ厚みが若干薄くなった。重量は475gで、5gほど軽くなっている。

Kiss X3(右)との外観比較。幅と高さは同サイズだ

背面は液晶画面のアスペクト比が変更されたほか、ボタンの形状も僅かに変化した。また、ライブビューボタンが新設されたことで、「Kiss X3」では十字ボタン中央のSETボタンに割り当てられていたクイック設定がイージープリントと共有の独立ボタンとなった

モードダイアル上面の色が黒になったほか、ストロボ発光禁止モードがフルオートモードの隣に移動

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