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メジャーな商用UNIXの集中管理が可能に

Sophos Anti-Virus、AIXのサポートを強化

2010年02月16日 09時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 2月15日、ソフォスは企業向けウイルス対策ソフト「Sophos Anti-Virus for UNIX version 7」のマイナーバージョンアップを行ない、コンピュータの保護状況を集中管理するSophos Enterprise Consoleによる管理対象にAIXを追加した。

AIXが対象に加わった集中管理ツール「Sophos Enterprise Console」(ソフォスのWebサイトより)

 Sophos Anti-Virus for UNIXは、FreeBSDやOpenBSD、HP-UX、Solarisなどに対応するウイルス対策ソフト。マルウェアの「遺伝子情報」を使用して亜種を検知する「Genotypeテクノロジー」、プログラム実行前の疑わしいふるまいを分析して新種マルウェアを検知する「Behavioral Genotype Protection」、ウイルススキャンの際に前回のスキャン実行後から更新されたデータのみを対象とする「Decision Cachingテクノロジー」などの技術を搭載している。

 対策ソフト自体は以前よりAIXをサポートしていたが、集中管理は行なえず、個別に管理する必要があった。Sophos Anti-Virus for UNIXでは、2009年6月のメジャーバージョンアップ時にHP-UX(Itanium2版)を管理対象に追加しており、今回のマイナーバージョンアップによって、Solaris、HP-UX、AIXとメジャーな商用UNIXのサポートが完了したことになる。

 Sophos Anti-Virus for UNIXの価格は、クライアントに導入する場合、100ユーザー契約時で1ユーザーあたり1年間6240円。サーバーに導入する場合は、5台契約時で1台あたり5万4000円。現在「Sophos Anti-Virus for UNIX version7」を利用中のユーザーは、追加料金なしでアップデートできる。

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