バッテリーやEye-Fiなど、新製品も展示!
寂しいながらも、見どころがまったくないわけではない。会場で気になった製品は以下の3つだ。
カラフルなバッテリーが目を引くHyperMacブース
まず、展示会場に入って正面一番目立つ場所に出展して、人気を博していたのが「HyperMac」。ひと言でいってしまえば、モバイル機器用の外部バッテリーを扱うブランドだ。
今回、HyperMac Mini/Micro/Nanoという、iPodのネーミングを彷彿させる容量別のスタイリッシュで、カラフルなモバイルバッテリーを出展して会場を華やかにしていた。
ただ、HyperMacは、単に見た目重視の製品ではなく、むしろ他のモバイルバッテリーに比べても、高性能な製品として支持されている。特に、オリジナルのHyperMacシリーズは、接点が磁石になっているアップルの電源端子「MagSafe」に対応したノート型Macを充電できる唯一の製品として、一部のユーザーから注目を集めている。
なお驚くことに、HyperMacは、MagSafe端子に対応するために、アップルから純正ACアダプターを大量に購入し、ケーブルを切断して、HyperMac用の電源ケーブルを生産しているという。
発売直前の「X2」に注目が集まるEye-Fiブース
会場奥の、メインステージ横に陣取り、常に沢山の人を集めていたのが、新製品「Eye-Fi Pro X2」の発売を直前に控えたEye-Fiブース。
Eye-Fiは無線LAN機能を内蔵したSDカードで、SDカード対応デジカメで使うことで、パソコンを経由することなく、直接「Flickr」や「Picasa」といったオンラインサービスに写真や動画を転送できるようになる。
去年、日本でもブレイクしたが、新製品のX2では、8GBの大容量化、転送速度の高速化、IEEE 802.11nやRAW画像に対応するなど、機能面で大きく進化した。
Eye-Fi創始者のYuval氏に話をうかがったところ、X2で初めて採用した「エンドレスメモリー」の詳細を教えてくれた。これはSDカード内のデータをEye-Fiが自動的に削除して、メモリーの空き容量をコントロールできるというもの。同社にとっては技術的なチャレンジでもあり、これが上手く機能すれば、今後、より一層Eye-Fiの可能性を広げられるだろうと熱く語ってくれた。
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