新製品を支えるさまざまな業界初の技術
発表会の後半では、技術理事 開発製造/技術革新チームの清水茂則氏とシステム製品事業 パワーシステム事業部 システムズ&テクノロジー 岩田恵氏による、POWER7やPower Systemsに関する技術説明会も開催された。
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| 日本アイ・ビー・エム株式会社 技術理事 開発製造/技術革新チームの清水茂則氏 |
清水氏によると、POWER6まではコアの個数と性能のバランスがとれなかったため、デュアルコアのみにとどまっていたという。しかし、各コアの制御技術の向上やプロトコルの改良、バンド幅の拡大により、POWER7では64ビットのPowerPCベースのCPUを最大8コアまで搭載することが可能になった。さらに既存のSRAMに比べて大容量の32MBというメモリを、L3キャッシュとしてプロセッサ内に搭載した点も業界初としてアピールした。
続いて、岩田氏はPOWERプロセッサーの進化やeDRAM L3キャッシュの搭載、実行スレッド数の増大などの詳細に言及しつつ、その他の重要な技術についても解説を加えた。
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| システム製品事業 パワーシステム事業部 システムズ&テクノロジー 岩田恵氏 |
まずActive Memory Expansionは圧縮技術により、物理メモリより多いメモリを見せかける技術。AIX環境で利用でき、「業務が逼迫してメモリが足りなくなった時には、アプリケーションの使っているデータを圧縮して、見かけ上のメモリを増やします」(岩田氏)という。さらにPOWER6との相互利用を促進するために3種類の実行モードをサポート。バックアップやリストアなしに、POWER6/6+とPOWER7の仮想空間を動的に移動させることができるという。
また、Power 780の8コアのPOWER7ではTurboCoreとMaxCoreという2つのモードが利用できるのも大きな特徴。TurboCoreモードは8コア中、4コアのみ稼働させ、CPUの動作周波数を増強するとともに、1コアあたり利用可能なキャッシュを倍増させる。一方のMaxCoreモードではCPUあたりの32スレッドを並列処理できるため、アプリケーションの合わせて切り替えて使える。
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| アプリケーションに合わせてTurboCoreとMaxCoreという2つのモードが選べる |
POWER7移行のプログラムも
積極的に推進
サポートOSはAIX、IBM i、Suse Enterprise Linuxなど。統合管理や仮想化イメージの作成・配置、プールリソースの管理などは「System Director Editions for Power Systems」で行なうほか、Tivoliのツールも利用する。
移行に関しては、他社製サーバー/Power旧モデルからの移行を支援する「Power Rewards 移行促進0%リースプログラム」、従来と同じ支払い金額のリース契約を実現する「テクノロジー・アップグレード・オファリング」、ビジネス・パートナー向けの発売記念割引なども用意される。また、アプリケーションを含めたシステム全体の移行を支援する「Japan Migration Factory Program」の対象となる。
















