ファイルを管理する
メールでファイルを送るにしても、複数のファイルになるなら圧縮して1つにまとめるほうが便利。こういったときに活躍してくれるのが、圧縮/解凍を行なえるアーカイバーだ。
ここでは必須のアーカイバーだけでなく、メールに添付できないほど大きなファイルを送りたいときに便利なサーバーソフトやネットストレージも紹介しよう。なお、ファイルはウィルスへの感染源となるだけに、セキュリティ対策もしっかりと行なっておきたい。
1. ファイルを圧縮/解凍する
■ Explzh (作者:pon software)
DLLを追加することで、多数の圧縮方式に対応可能なアーカイバー。DLLが必要とはいえ自動ダウンロード機能を装備しているので、ボタンひとつで一括インストールできる。圧縮ファイルを展開せずに、中のファイルへアクセスできるのが便利。
■ IZArc (作者:Ivan Zahariev)
ファイルの圧縮/解凍だけでなく、圧縮形式の変換まで可能なアーカイバー。ISOファイルを直接開き、CDに焼くことなくファイルを取り出すことも可能だ。また、MDFなど別のCDイメージをISOファイルへと変換する機能も装備している。
2. ファイルを送受信する
■ BlackJumboDog (作者:SapporoWorks)
FTPからHTTP、DHCP、DNS、メールなど、各種機能を提供してくれる総合サーバーソフト。FTPサーバー機能を使えば、巨大なファイルの送受信もサーバー経由で行なえるようになる。プロキシー機能を使えば、ファイアーウォールとしても活躍してくれる。
■ HFS http File Server (作者:Massimo Melina)
ルーターの設定を変更する必要はあるが、HTTPを使ってファイルのアップロード、ダウンロードが可能なソフト。速度はやや遅めだが、起動するだけでスグに使える手軽さと、ファイルの送受信ともブラウザーから行なえるのがメリットだ。
■ ALFTP (作者:EST soft)
基本的にはFTPクライアントソフトだが、FTPサーバー機能も装備しているのが特徴。IDとパスワードによる認証機能があるだけというシンプルなものだが、友人・知人達と一時的にファイルの送受信をするだけなら十分実用的だ。
3. セキュリティー対策をする
■ AntiVir (作者:Avira)
無料で使えるウィルス対策ソフト。システム全体だけでなく、ファイルを右クリックして個別にスキャンすることもできる。また、ヒューリスティックスキャン機能を搭載し、未知のウィルスも検出可能だ。もちろん、スケジュール実行もできる。
■ AdAware (作者:Lavasoft)
スパイウェアやトラッキングクッキーなど、ユーザーの知らないところで情報を収集しているものを駆除してくれるセキュリティソフト。リアルタイム保護機能をもち、ユーザーに黙って起動しようとしているスパイウェアも検出できるのが心強い。
■ Secunia Personal Software Inspector (作者:Secunia ApS)
インストールされているソフトのうち、セキュリティー上不安のあるものをリストアップしてくれるツール。「解決策」では各ソフトの最新版やセキュリティパッチダウンロードでき、即座に状況を改善できるのがうれしい。
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