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職人が丹精込めて作る! 量産型ジムっぽい何か

2010年02月13日 18時00分更新

文● 藤山哲人/工作協力● 名古屋 開登

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筐体のペイント!金属部分は必ずヤスリがけする!

 筐体のペイントは、マスキングをしながら何色かで塗り分ける。ポイントは明るい色から順にペイントして行くこと。こうすると、もし塗料がマスキングからはみ出してしまっても、後で濃い色で塗りつぶしが可能だ。

まずアイボリーにペイントする部分を露出させてマスキング。今回つかったのは、ライトアイボリー

アイボリーの部分をマスキングして、今度は赤をペイント

 なお金属の筐体をペイントする前には、必ず紙やすりで塗料を少し剥がしてやること。とはいえ、金属の地肌が見えるほどキレイに剥がさなくてOK(本当は全部剥がした方がベスト)。塗料の食いつきがよくなるように、塗料の表面に少しキズを入れてやる程度だ。
 サイドパネルをツートンカラーにしたので、ヤスリがけを怠たると2色目をペイントしてマスキングテープを剥がす際、塗料がペロ~ンと剥がれてしまうので注意して欲しい。実際何回も塗りに失敗して、2日ぐらいを無駄にしてしまった……。逆に言うと

 このケースのペイントはしっかりしてて、汚れがつきにくい

 というメリットでもあるのだ。

細かい造形をチマチマ作ろう!

 エアダクトや口元の装飾は、タミヤのプラバンでチマチマ作る。

タミヤショップなどで手に入るプラバン。アキバだとラジオ会館4階のイエローサブマリンが確実

パーツの切り出しはカッターで楽に切れる

 展開図を起こして、カッターでパーツを切り出し、補強用の三角棒を入れて作るといい。荷重が掛かるものではないので、1mm以下のプラバン(工作で使ったのは0.3mm厚)で、強度的にはまったく問題ない。

三角棒で補強しながらチマチマと工作。つ……、辛い……

口元ができた。あとはアイボリーでペイント

 完成したら位置あわせして、両面テープや接着剤で固定しよう。エアダクトも同じようにして作って、オレンジか黄色でペイントすれば造形終了!

だんだん形になってきなぁ~。連邦のMSなのにグフっぽいヤツより3倍手間が掛かるわ

頭部バルカン砲をHDDアクセスランプにしてみよう!

 ジムの特徴となっている頭部バルカン砲は、HDDアクセスランプと連動するようにしてみた。筐体上部の脇2箇所に6mmの穴を開け、6mmのオレンジ色のLEDを差し込んでホットボンドで固定。フロントパネルの裏を通して、ドライブ回路に電線を引き回す。

フロントパネルの上部左右に穴を開けてLEDを仕込む

全体像はこんな感じ

LEDや電線はホットボンドで固定して、右下のドライブ回路まで引き回す

 ドライブ回路は、先とほとんど同じだ。トランジスタの左足(エミッタ)には、PCからの電源のGND接続し、中央の足(コレクタ)には1/2~1/4W 300Ωの抵抗を入れて、LEDの長いほうの足に接続しよう。右足(ベース)には、10kΩ(もしくは100kΩ)の抵抗を挟んで長めのリード線を出しておく。最後にLEDの短い足にPCからの電源の5Vを接続して終わり。

トランジスタの中央の足に300Ωの抵抗を入れてLEDの長い足に接続。右の足には10kΩの抵抗を入れてリード線を出す。左の足は電源のGNDへ。電源の+5VはLEDの短い足に接続

青い電線をHDDアクセスランプの電線に接続しよう

 ベースから伸ばしたリード線は、車の電装系パーツの「配線コネクタ」を使って、HDDアクセスランプの電線から信号を横取りするようにすれば、本体のHDDアクセスランプに連動して、バルカン砲も光るようになる。

カーショップやDIYショップで手に入る配線コネクタ。車をいじってる人にはおなじみのパーツ

HDDアクセスランプの信号を、配線コネクタで横取り

(次ページへ続く)

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