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成熟の国産ネットブックが登場
富士通がネットブック市場への参戦を表明したのが2008年秋。それ以来、「LOOX M」のシリーズ名を冠した製品が2シリーズ登場した。しかし、当時出てきたものといえば、よく言えば標準的なスペック、悪く言うならネットブックとしてありきたりな仕様であり、同時期に投入されたほかの国内メーカー製ネットブックと比べ、魅力を欠いたのも事実であった(関連記事)。
ここにきて富士通も、国内メーカーとしての意地を見せた。今回紹介するLOOX Mの2010年春モデルは、テレビチューナー内蔵ノートなど富士通FMV-BIBLOの上位機を生み出してきた、島根富士通(関連記事)で生産するというのだ。低価格志向のネットブックでは考えられないこだわりといえよう。そうして誕生したのが、今回紹介する「FMV-BIBLO LOOX M M/G30」である。WiMAX内蔵モデルと、WiMAX非搭載でOffice Personal 2007 2年間ライセンス版が付属するモデルの2機種がラインナップされており、今回はOffice付属版を評価した。
![]() | 「FMV-BIBLO LOOX M M/G30」。写真の「シャイニーブラック」のほかに、「ルビーレッド」と「アーバンホワイト」のカラーバリエーションを用意 |
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今までのLOOX Mとの違いはどこに?
M/G30で目新しい点は、まず外観デザインが一新されたことだ。従来モデルでは薄さを際立たせるためか、直線的なスクエアなデザインとなっていたのに対し、新モデルでは角が取れ曲線を多用した外観となっている。特に、本体の各コーナーが大きなカーブを描くようになり、全体的にやわらかい印象となった。バッグへの出し入れも、かなり楽になると思われる。
![]() | 曲線的なコーナー部。天板のエッジ部分にはシルバーのラインが入り、引き締まった印象を与える。指紋汚れが残るのが難点だが、小脇に抱えて持ち運んでも違和感がないのはいい |
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片手で楽に持てるバランスに整えられ、外観的にも飽きのこないシンプルで上品なものとなった。あいかわらず塗装が弱く、細かなキズがつきやすいのは残念だが、天板全面にプリントされていた富士通のロゴマークが控えめになったことも評価できる。
また各コネクターの配置も見直され、電源およびアナログRGB出力、有線LANポートが本体右側面に、オーディオおよびメモリーカードスロットが前面に、左側面手前にUSB×2ポートおよび、後述するUSBクライアントポートが配置された。
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| 本体前面。従来モデル同様にステレオスピーカーを内蔵。ネットブックとしては音質はいい。中央左はSDカードスロット |
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| 本体左側面。大き目のスリットは吸気口。手前寄りにUSB×2とUSBクライアントポートを装備 | 本体右側面。卓上使用の際に利用する有線LANやアナログRGB出力、電源は右に集約された |
本体サイズは、従来のLOOX Mが幅258×奥行き189×高さ29~34mmであったのに対し、新製品は幅270×奥行き189×高さ35.22mmと、横幅が若干大きくなっている。なお、重さはどちらも約1.2kgと変わりない(標準のバッテリパック装着時)。
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