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アクシス、サーマルカメラをIP対応

暗闇でも熱検知で画像生成できるネットワークカメラ

2010年02月02日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 2月1日、アクシスコミュニケーションズは完全な暗闇でも人物や事象を識別できるサーマルネットワークカメラシリーズを発表した。

屋内用のAXIS Q1910(左)と屋外用のAXIS Q1910-E(右)

サーマルカメラでは放射熱から画像を生成するため、悪条件でも利用可能

 サーマルカメラは、物体や人物から放射されている熱に基づいて画像を生成する特殊なカメラ。完全な暗闇のほか、霧やほこり、煙などの悪条件でも機能するという特徴を持つ。従来のアナログサーマルカメラは高価で、カスタマイズが必要だったという。

 今回発表されたのは屋内用メタルケース筐体を採用する「AXIS Q1910」と、屋外用アルミニウムケースとゲルマニウムウィンドウを持つ「AXIS Q1910-E」の2機種。検知範囲は人物が200m以上、車両が550m以上となっている。

 同社の他のネットワークカメラ製品と同じく、MotionJPEGや圧縮率の高いH.264でのビデオ配信が可能。動作や音声、カメラへのいたずらなどを検知する機能も備える。Power over Ethernetによる給電もサポートする。

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