このページの本文へ

企業システムを席巻する BI最新事情 第10回

Dr.Sum EA用のテンプレートをリリース

2日でBI構築!? ウイングアーク Speed Cube

2010年01月27日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 「情活」(関連記事)のウィングアーク テクノロジーズが、同社のBIソリューションである「Dr.Sum EA」用のテンプレート「Speed Cube」の出荷を開始した。販売価格は2000万円から。年間保守費用は300万円(別途Dr.Sum EAが必要なほか、年間保守に関してはウイングアーク テクノロジーズのサービスパートナーによるインストール作業が別途必要)。

 Speed Cubeは、ERPのデータ加工(ERPデータの加工抽出のほか、CSV、ODBC、JDBC接続もサポート)、編集、抽出のほか、Dr.Sum EAへのデータ転送、Dr.Sum EAのテーブル定義やビュー定義、Dr.Sum EA上におけるデータの連結(データマート構築)、Dr.Sum EA DataLizerの画面設計などをパッケージとして提供する。

提供されるドキュメントは、以下の通り。

  • システム全体図
  • データ関連表
  • データベース一覧、定義書
  • テーブル一覧、定義書
  • ビュー一覧、定義書
  • プロジェクト一覧、仕様書
  • レポート一覧、サンプル
  • ファイルレイアウト
  • 参考資料 JOB一覧、JOB定義書

 テンプレートは販売管理、購買管理、在庫管理、財務会計、生産管理向けのものが用意されており、売れ筋分析や販売予測、需要予測、要因分析などを在庫計画や生産計画にリアルタイムに活かせるようになっている。

Speed Cubeによる販売数量(左)と販売分析

 ウイングアーク テクノロジーズでは、Speed Cubeの採用により、要件定義→データ項目マッピング→キューブ設計・開発→クエリー設計・開発→テスト稼動といった工程を、従来の10~12カ月から2日に短縮でき、さらに約1/4のコストで導入が実現できると謳う。

カテゴリートップへ

この連載の記事
  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード