アクセスポイントは選択肢が少ない
機能がオフにできるのでルーターで問題無し
無線LANの親機は無線LANアクセスポイントと無線LANルーターに大別できる。前者は、無線LANクライアントを無線で相互に接続する機能と有線LANを無線LANに変換するブリッジ機能を持ったもので、後者はアクセスポイントにさらにルーター機能を追加したものである。
ブロードバンド回線の種類によっては、ADSLモデムなどにルーター機能がすでに内蔵されていることもあり、その場合はルーター部分は不要である。しかし無線LANアクセスポイントは今では選択肢が少なく、また価格も無線LANルーターと比べて、逆に高価なこともある。
そこで無線LANルーターのほとんどには、ルーター機能を無効にして無線LANアクセスポイントとして使うための機能が用意されている。ルーター機能を必要としない場合も、無線LANルーターを購入して間違いはない。
有線LANのスピードも重視するなら
ギガビットLANタイプを選ぶ
無線LANルーターは、有線LANのスイッチングハブ機能を備えている製品が一般的だ。デスクトップPCやテレビなどのAV機器を一緒に接続する場合、有線LANポートに接続することになる。
ポート数は4個程度が主流だが、チェックしておきたいのは、有線LANの伝送速度だ。以前は伝送速度100Mbpsの100BASE-TX対応製品が主流であったが、伝送速度が1Gbpsの1000BASE-T(ギガビットイーサと呼ばれる)対応のものが増えてきている。現在ではネットブックなどをのぞいて、PCの有線LANポートはギガビットイーサ対応が主流となってきており、大容量ファイルのコピーで高速化が期待できる。価格差も小さくなっており、これから新たに購入するのであれば、ギガビットイーサ対応製品がお勧めだ。