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今が買い時! IEEE802.11n対応無線LAN機器 第2回

最新IEEE802.11n機器の選び方&製品カタログ

2010年01月29日 16時00分更新

文● 石井英男

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無線LAN

 前回(関連記事)は無線LANの規格の違いなどについて解説したが、今回は前回の内容を踏まえ、無線LAN機器を選ぶ際にチェックしておきたいポイントを解説する。また、現在売れ筋の代表的な製品も紹介していこう。

対応周波数帯をチェック
一番いいのは2.4/5GHz帯同時利用モデル

 第1回でも紹介したように(関連記事)、これから無線LAN機器を購入するのであれば、断然高速なIEEE802.11n対応機器を選ぶべきだ。IEEE802.11nはIEEE802.11b/gとの相互接続が可能なので、IEEE802.11b/gにしか対応していないゲーム機やネットブック、旧型のノートPCなどでも問題なく接続できる。

 ただし注意する必要があるのは対応周波数帯。IEEE802.11nは、2.4GHz帯と5GHz帯の両方の周波数帯を利用できるが、両方に対応することが必須ではない。そのため2.4GHz帯のみ利用できるタイプ、2.4GHz帯と5GHz帯の切り替えが可能なタイプ、2.4GHz帯/5GHz帯の同時利用が可能なタイプの3タイプが存在する。

コレガのサイトより

コレガのサイトより。特に同社の「CG-WLR300NNH」は実売1万2000円前後から購入できて、しかも2.4GHz帯、5GHz帯両方が同時利用できる魅力的な製品だ

 価格は2.4GHz帯のみ対応の製品が一番お手頃で、切り替え型、同時利用可能なモデルの順になる。前回も解説したように2.4GHz帯は同時に利用できるチャンネルが少なく、特に300Mbpsの速度を実現しようとすると、実質的なチャンネルは2つになってしまう。特にマンションやアパートなど、近隣で他の無線LAN機器を使っている環境では実効性能が低くなりやすい。

 速さや安定性を重視する場合は、2.4GHz帯と5GHz帯の同時利用が可能な製品がお勧めだ。切り替え型の製品では、2.4GHzオンリーの製品を接続しようとするたびに切り替える必要が生じる。いずれにせよ実際に接続したい機器の仕様をしっかり確認しておこう。

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