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最新CPUのCore iをいち早く搭載! 中途半端なスペックはいらない

高性能モバイルに磨きがかかった、Let'snote CF-R9/S9

2010年02月02日 10時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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高速CPUやSSD──マイレッツ倶楽部でカスタマイズ


 CF-R9と同時発表された「CF-F9」「CF-S9」「CF-N9」の3シリーズについてはすべて標準電圧版のCore i5を搭載している。こちらは標準電圧版で、店頭モデルのクロック周波数は2.40GHz(マイレッツ倶楽部モデルは、2.53GHz)。Core i5もターボ・ブーストの利用が可能だ。

 店頭モデルでは、CPU変更が大きなトピックスだが、マイレッツ倶楽部ではCore i5の高い基本性能を生かしつつ、さらにこだわった仕様が選べる点に注目したい。

 マイレッツ倶楽部で購入する利点としては、店頭モデルより高クロック版のCPUである点がまず挙げられるが、それ以外にもより高容量のHDDやSSDの搭載、豊富なカラー天板など見どころが大きい。

Let'snote CF-S9。3色のボディーカラーに加え、最大8色の天板が選べる(プレミアムエディションに新色あり)

 その一例として、光学式ドライブ搭載で1.3kg前後の軽量ボディーを実現した「CF-S9」を最強仕様に仕上げてみよう。

 マイレッツ倶楽部モデルでは、ハイスペックとプレミアムエディションの2種類が用意されている。ハイスペックでも店頭モデルを上回る仕様だが、サポートを含めた性能ではプレミアムエディションのほうが充実した内容になる。

 まずCF-S9のプレミアムエディションでは、CPUが店頭モデルより高速なCore i5-540M(2.53GHz)となる。ストレージは、HDD 500GBまたはSSD 256GBが選べるが、本体の軽量化が可能でバッテリー駆動時間の延びるSSDモデルの魅力は大きいだろう。

 価格の高さと容量の低さに躊躇する面があったSSDだが、従来モデルの160GBからグレードアップした256GBもあれば、ビジネスに限らず、エンターテインメント用途にも十分耐えうる。例えば、多くの写真を扱うような使い方でも問題ないのではないか。質量もSSDモデルの場合、40~70g軽量な約1.29kgとなる。バッテリー駆動時間も約15時間とHDDモデルより約1時間長くなる。気になる価格も31万3250円(税込)からと十分手の届く範囲に収まっている。

 オンボード4GBモデルは昨秋登場のCF-S8でも人気があったとのことで、今回から適用範囲が増えている。4GBのSO-DIMMモジュールを追加すれば最大8GBまで搭載できる。64bit版Windows 7と組み合わせたい。同時選択できなかった4つのワイヤレス(WWAN、WiMAX、Wi-Fi、Bluetooth)との同時装備も可能になったことは、とにかくハイスペックにこだわりたい層には魅力的だろう。ちなみに、WiMAXはハイスペック・プレミアムエディション問わず標準搭載となっている。従来機種の約2倍となる受信最大20Mbps、送信最大6Mbpsとなり、速度的にも強化された。

 本体色に関しては、秋モデル同様、グレイッシュメタル・シルバーダイヤモンド・ジェットブラックの3色。選べる天板は新色2色を加え、最大8色から選択できる。

ピンクフローズン

ブルーグレイシャー

 新色は、春らしい雰囲気を持ったピンクフローズンとブルーグレイシャーで、メタリックをベースにした淡い色調。ピンクフローズンは、マットで冷たく凍ったような質感。シャーベットなどスイーツを連想させる色で、ひんやり、さらり、上品といったイメージを表現。一方ブルーグレイシャーは、流行のポストパステル。氷河(グレイシャー)のガッチリとして硬いイメージを表現した。タフとパステルという相反する要素を選んだ点が面白い。

 また、新たな進化ポイントとして、Fast Boot Modeを備えている。ユーティリティーで設定すると、電源オンからHDDアクセスするまでの時間を約3秒に短縮することが可能だ。従来は14秒程度かかる場合があったので、大幅な高速化ができたことになる。

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