ソニーから、液晶テレビ「BRAVIA」の中級~エントリー向け新モデルが登場する。全機種とも2月下旬発売予定。
今回の目玉機種となる「KDL-EX700」シリーズは、従来の中級機「V5」シリーズの後継機種にあたる。エッジライト式のLEDバックライトを採用し、40V型では最薄部22mmを実現した。バックライトをLED化したことで、特に消画時の消費電力が低減。人感センサー(テレビの前から人がいなくなると自動的に消画)などと組み合わせることで、消費電力を従来比で約15%削減できるという。
画質の面では、LEDバックライト採用で高コントラスト化したことに加え、上位機種に搭載されている画像処理エンジン「ブラビアエンジン 3」を採用し、コントラストや色の鮮やかさなどがより進化している。
また、自動画質調整機能の「おまかせ画質」も強化した。周囲の明るさによって画面の明るさを変更する「明るさ調整」に加え、周囲の光(照明など)の色によって画質を調整する「色調整」機能を新たに搭載した。
ラインナップは、52V型(予想実売価格30万円前後)、46V型(同23万円前後)、40V型(同17万円前後)、32V型(同12万円前後)の4種類。なお、液晶パネルはすべてフルHD解像度で、倍速駆動となっている。
エントリーモデル「J5」シリーズの後継機種も
蛍光管バックライト搭載モデルも4機種登場する。40V型の「KDL-EX500」(予想実売価格13万円前後)と、32V型(同9万円前後)、26V型(8万円前後)、22V型(7万円前後)の「KDL-EX300」シリーズだ。なお、EX300シリーズは従来のエントリー向けモデル「J5」シリーズの後継となる。
EX500は画像処理エンジンにブラビアエンジン 3を採用し、倍速駆動のフルHD液晶パネルを搭載。おまかせ画質機能も利用できる。EX300もブラビアエンジン 3を採用し、おまかせ画質機能を利用できるが、液晶パネルは1366×768ドット表示で等倍速駆動となる。
新機種ではネットワーク機能も強化。新たに「<ブラビア>ネットチャンネル」という機能が加わり、オンラインサービスを専用のUIで視聴できる。「YouTube」とUSENの「U NEXT」が今春以降、順次対応する予定。なお、「アクトビラ」は<ブラビア>ネットチャンネルには加わらず、従来通り別メニュー(アクトビラ専用UI)での提供になる。
そのほか、全機種ともホームネットワーク機能の「ルームリンク」に対応するが、新機種ではMPEG-4 AVCに対応。Blu-rayなどでAVC録画した番組などの試聴がLAN経由で可能になる。