【緊急クレーム対策?】グフっぽい何かを作ってみた!

文●藤山 哲人

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アクリル板で厳つい口まわりの制作

 グフでもっとも特徴的なのは、口周りの部分とホースだ。エアダクトっぽいものを作るなら、強度がないプラバンを使ってもかまわないが、ホースの荷重が結構かかりそうなので、今回は3mmのアクリル板で作ってみた。
 アクリル板からは、次のようなパーツを切り出そう。

この図面のようなパーツを切り出す

 ホースキャップを差し込む穴はホールソーで開ける。摩擦熱でアクリル板が溶けてしまうので、少し削っては冷やしを繰り替えすといい。またパーツが小さいので、木の下敷きに軽くネジで仮止めすると作業しやすいだろう。

円のセンターにキリや目打ちで軽く凹みを作り、ホールソーを当ててやるとドリルが滑らず、キッチリ中央に穴を開けられる

パーツが小さいので、厚めの木の下敷きにパーツを仮止めすると作業しやすい

 最後はヤスリがけして、ホースキャップの穴を大きさを合わせよう。
 パーツが切り出せたら、アクリル用接着剤を流し込んでパーツを接続する。ただそのまま接着すると、強度が出ないので三角形のアクリル棒を角で補強してやること。

アクリル板は三角棒を挟んで補強する。直角が出るようにガイドになるものをおいて接着するのがポイント

接着剤は注射器で流し込む。毛細管現象によりアクリルの隙間に接着剤が流れ込んでいく。※写真は見やすくするために、フロントパネルのサイズを大きくしています

 完成したら筐体の色に合わせてペイントして完成だ。

これで完成!

ツノ? VHFアンテナ? も大切だ!

 アクリル板は直線の切断は簡単だが、曲線の切断は難しい。糸ノコを使ったり、次のようにドリルを使って形を作っていこう。

曲線部分はドリルで小さい穴を均等に開け、ニッパなどで切断してもいい

 3mm程度のドリル刃で、曲線に沿って穴を等間隔で開ける。続けてニッパなどで、穴と穴の間を切断。最後にバリをヤスリで削っていこう。
 PC本体の取り付け穴もヤスリなどで加工して、取り外しできるようにしてもいいし、直接接着してもかまわない。ただ言うまでもなく、後者の方が10倍簡単だ。

ケース側の溝とツノ側の溝。これで取り外し可能にできる。ちょうどHDDアクセスランプの位置だったので、ツノにLEDを仕込んでアクセスランプで光らせるようにしてみた

(次ページへ続く)

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