最近、公共機関などで英語や韓国語、中国語を併記した案内をよく見かける。これは、“2010年に訪日外国人旅行者数を1000万人に”――という目標を掲げた「ビジット・ジャパン・キャンペーン」が、国交省や観光庁、旅行産業団体などを中心に実施中のためだ。また、外国人労働者に対応するため、社内の案内表示にも同様に多国語表記が増えている。
キングジムが13日に開始した「テプラ 外国語ラベル工房」は、そうした世情を反映したWebサービスだ。Webサイトから文例を選んで、同社のPC接続タイプのラベルプリンター(対応機種は関連サイトを参照)に日本語と英語・中国語(簡体字)・韓国語の4ヵ国語を併記したラベルが印刷できる。
文例は約1200種用意され、単語やカテゴリーから検索可能。850種類以上の絵文字を組み合わせることもでき、直感的に伝わるラベルが印刷できる。
一般的なラベルプリンターでは、日本語と英語しか印刷できず、案内表示などに使われる定型文は辞書などで調べて入力しなければならなかった。また、PCでも英語以外の入力・表記には翻訳ソフト(サービス)などが必要だ。
外国語ラベル工房は、あらかじめ用意された文例からの選択のみで、自由な文章を4ヵ国語で記述することはできないものの、簡単な操作で社内業務や施設・店舗内の案内などに必要な文章をラベル印刷できる。無料で利用できるので、サンプルラベルや文例から必要なラベルが含まれているか、確かめてみてはいかがだろうか。