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コスト削減100本ノック 第26回

検出精度ならカスペルスキーという選択肢がある

【26本目】ウイルス対策ソフトを見直し、乗り換える

2010年01月13日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp 
記事協力●アイ・エフ・ティ、カスペルスキーラブスジャパン

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ウイルスの脅威からPCを守るため、多くの企業はウイルス対策ソフトを導入している。しかし、すでに導入されている大手ベンダーのウイルス対策ソフトを更新するのではなく、コスト削減や管理負荷の軽減のために乗り換える企業も今後は増えてきそうだ。その選択肢の筆頭となるのが、カスペルスキーだ。

カスペルスキーを企業でも!専業ベンダーの強みを探る

 ウイルス対策ソフトというと、シマンテック、トレンドマイクロ、マカフィーといったベンダーが有名だが、近年新興のセキュリティベンダーが次々と登場し、業界はダイナミックに変化しつつある。こうした新興ベンダーのうち、もっとも高い知名度と技術力を誇るのがご存じカスペルスキー・ラボである。

株式会社カスペルスキーラブスジャパン 代表取締役 社長 川合林太郎氏

 カスペルスキー・ラボはロシアを本拠地とするアンチウイルスの専業ベンダーで、高いウイルス検知率で知られている。。パターンファイルの更新をひんぱんに行なうことがよく知られているが、パターンファイルに依存しない高性能なヒューリスティック分析もいち早く導入した。すでにヨーロッパや米国でも高いシェアを確保しているほか、セキュリティ製品のOEM 提供では圧倒的なシェアを誇る。株式会社カスペルスキーラブスジャパン 代表取締役 社長 川合林太郎氏は、「海賊版が数多く出回っている中国で、多くの方が正規版を購入してくれているのは信頼されている証。ウイルス対策ソフトを入れているのにウイルス感染してしまっている方には、専業ベンダーの強さを実感してもらいたいです」と語っている。

 確かに日本ではジャストシステムがコンシューマー向けの製品を大々的に扱っているため、企業向けのイメージは薄い。しかし、実際は10ユーザー以上のクライアント用、サーバー用、Linux 用、ファイルサーバー用など幅広い企業向け製品を用意しており、「Kaspersky Open Space Security」というパッケージでまとめられている。

KasperskyOpen Space Securityの4製品(同社Webサイトより)

 管理ツールを含んだKasperskyOpen Space Securityには、クライアントのみを対象とする「Workspace」、Workspaceにファイルサーバーを追加した「Business」、Businessにメールサーバーを追加した「Enterprise」、Enterpriseにプロキシを追加した「Total」と4つのパッケージが提供される。Windowsベースの管理コンソールを用いることで、バージョンやログの管理、レポート作成などが可能になるという。

半額で乗り換え!
購入済みのライセンスまで無償発行

 このカスペルスキーの企業導入を強力に推進するのが、プラチナパートナーのアイ・エフ・ティ(以下、IFT)だ。IFTでは、現在購入済みのウイルス対策ソフトのライセンス期限までを無償提供し、ライセンスを半額にするという、かなりアグレッシブな乗り換え施策を展開する。性能がよくても、コストが高くては導入できないという昨今のニーズに十分応えた形だ。さらに他社製品を自動的にアンインストールする機能も搭載しており、負荷のない乗り換えを実現するという。

 乗り換えのメリットに関して株式会社IFT取締役 セキュリティソリューション部 統括部長 舘山一樹氏は、「まず価格の部分で、1~3割くらいのコスト削減が実現します。あとは差分スキャンがかけられたり、CPUの負荷率を検知していたりしているので、動作が軽量です」とアピールする。

多くのクライアントを効率的に管理できる管理コンソール

 もちろん、カスペルスキー製品自体もさらに進化していく。川合氏は「次期バージョンでは新エンジンの投入により、ますます高速化されます。また、USBメモリをはじめ、外部デバイスの制御も可能になります」と述べている。コスト削減しつつ、セキュリティを強化したいという難題を抱えているユーザーは、検討するに値する選択肢だ。

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