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エイチアイ、アプリックスのアプリケーション自動変換技術「Mobile Game Deployer」にMascotCapsule®シリーズを提供

2010年01月12日 11時00分更新

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エイチアイ、アプリックスのアプリケーション自動変換技術「Mobile Game Deployer」にMascotCapsule®シリーズを提供

 株式会社エイチアイ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長兼CEO:川端一生、以下、エイチアイ)は、株式会社アプリックス(本社:東京都新宿区、代表取締役:郡山龍、以下、アプリックス)のiアプリ®をiPhoneやWindows Mobile®などの異なったプラットフォーム上で動かすことができるように瞬時に自動変換するツール「Mobile Game Deployer」(以下、MGD)に、3Dグラフィックスソリューションとして、3D描画エンジンMascotCapsule V3(以下、V3)およびMascotCapsule V4(以下、V4)を提供したことを発表いたします。

 これまで、iアプリ向けに開発したコンテンツをiPhoneやWindows Mobileなどのオープンプラットフォームに対応させるには、開発環境の違いから新たに開発が必要となり、コンテンツプロバイダの大きな負担になっていました。
 アプリックス開発のMGDは、既に存在するiアプリを各種オープンプラットフォームで動作するネイティブ・アプリケーションに瞬時に自動変換するため、短期間かつ低コストでオープンプラットフォーム端末に配信することが可能です。
 さらに本件により、既に広く普及しているMascotCapsuleシリーズを利用して開発された、リッチなグラフィックスを実現しているiアプリも、オープンプラットフォーム向けのアプリケーションへ瞬時に自動変換することが可能になり、過去の3Dコンテンツ資産を有効的に活用することができます。
 また、携帯電話向けの3Dコンテンツで数多く使用された実績を持つV3に加え、より多彩な3Dグラフィックス描画が可能なV4もご利用いただけるため、実行環境に合わせたクオリティの高い魅力的な3Dコンテンツを、スピーディーに開発することが可能です。

 エイチアイは、MGDに3D描画技術で協力することによって、国内コンテンツのグローバルマーケットへの普及に貢献できるとともに、MascotCapsuleの普及拡大にもつながると期待しています。


【Mobile Game Deployer(MGD)について】
 アプリックスが開発したMGDは、iアプリを各種オープンプラットフォームで動作するネイティブ・アプリケーションに瞬時に自動変換するツールです。MGDにより、既に豊富に存在するiアプリをWindows phoneなどのオープンプラットフォーム端末に、非常に短期間で、かつ非常に低コストで配信できるようになります。
MGDの詳細は、アプリックスのWebサイトhttp://www.aplix.co.jp/jp/products/mgd/をご覧ください。


【MascotCapsule V3について】
 特定のハードウェアを必要としない、フルソフトウェアの軽量な組込み機器向け3D描画エンジンです。
低リソースの組込み機器上でハイクオリティな3Dグラフィックスを実現し、ローエンドからハイエンドまで幅広い携帯電話に搭載された実績を持つ、3D描画エンジンの世界的スタンダードです。
詳細については、http://www.hicorp.co.jp/product/v3.html をご覧ください。

【MascotCapsule V4について】
 多彩な3Dグラフィックス機能を備え、国際標準規格であるOpenGL® ES 1.0/1.1(*1)のAPIを通して3Dアクセラレータチップとの連携が可能な組込み機器向け3D描画エンジンです。Javaの3D API標準であるM3G 1.0/1.1 ( JSR 184 )(*2) にも対応しております。
詳細については、http://www.hicorp.co.jp/product/v4.html をご覧ください。


*1 OpenGL ES
OpenGL for Embedded Systems の略。(OpenGLはSilicon Graphics, Inc.の登録商標)組込み機器向け3Dグラフィックス用API 。
詳細については、Khronos Groupのウェブサイト(http://www.khronos.org/opengles/)をご参照ください。

*2 M3G (JSR 184)
Mobile 3D Graphics APIの略。Java Community Processの下で開発された3次元コンピュータグラフィックスを生成するJavaを記述するためのAPIを定義した仕様。


*Windows、Windows Mobileは、米国 Microsoft Corporation の、米国、日本およびその他の国における登録商標です。
*「iアプリ」は、NTTドコモの商標または登録商標です。
*MascotCapsuleは、エイチアイの日本における登録商標です。 
*その他の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。


【エイチアイについて】
 エイチアイは、組込み機器向けミドルウェア開発の分野で市場をリードする研究開発型企業です。主力製品のリアルタイム3D描画エンジン“MascotCapsule”は、国内携帯電話事業者5社をはじめ米国、韓国、中国など国内外のさまざまな携帯電話プラットフォームに採用されています。また国内および海外の大手携帯電話メーカともグローバルライセンス契約を結んでおり、MascotCapsuleが搭載された携帯電話の世界累計出荷台数は、2009年3月末時点で5億台を突破いたしました。
 MascotCapsuleを利用し、コンシューマゲームのクオリティに劣らない多様な3Dコンテンツや3Dを利用したユーザインターフェースなどが、既に広く提供されています。
 今後は、家電など携帯電話以外のさまざまな組込み機器へのエンジン提供も、積極的に行ってまいります。詳細については、エイチアイのホームページ(http://www.hicorp.co.jp)をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社エイチアイ
広報担当:マーケティング部  増田 豊味
E-mail:press@hicorp.co.jp
〒153-0043 東京都目黒区東山1-4-4 目黒東山ビル5F
Tel:03- 3710-9376 Fax:03-5773-8660

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