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msi「Big Bang-Fuzion」デモ

「GeForce」+「Radeon」動作が可能なmsi製マザーがデモ開始

2010年01月07日 23時55分更新

文● 増田

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 NVIDIA GeForceとATI Radeonといった異なるGPUメーカーのビデオカード2枚によるマルチGPU環境が構築可能というmsi製のユニークなLGA 1156対応マザーボード「Big Bang-Fuzion」の動作デモが明日からT-ZONE.PC DIY SHOPでスタートする。

動作デモ

異なるGPUメーカーのビデオカード2枚によるマルチGPU環境が構築可能というmsi製のユニークなLGA 1156対応マザーボード「Big Bang-Fuzion」の動作デモ

 同製品は、LucidLogix Technologies社製のブリッジチップ「Hydra 200」(msiでは 「Lucid Hydra Engine」と呼んでいる)を採用することで、メーカーや世代に関係なくビデオカード2枚のマルチGPU環境が構築可能になるというハイエンドマザーボード。言うまでもなくSLIやCrossFireXのように、同一GPUメーカー/同世代GPUで揃える必要がないのがポイントとなる。
 採用するチップセットは「P55」。基本的には昨年12月に発売され人気となった同社の「Big Bang-Trinergy」をベースとしており、電解系コンデンサを一切搭載しない100% Hi-c CAP(Highly-conductive polymerized Capacitor)ポリマータンタルコンデンサ仕様。その他、60フェーズ相当の大出力を実現する高効率電源回路「DrMOS」を合計15フェーズ搭載する点や、「EAX Advanced HD 5.0」と「THX」の双方が利用可能なオリジナルサウンドカード「QuantumWave」、外付けのコントローラーユニット「OC Dashboard」などが付属する点も同じだ。

搭載するビデオカードは、1枚(上)が「GeForce GTX 275」搭載の「N275GTX Twin Frozr」、もう1枚(下)が「Radeon HD 5870」搭載の「R5870-PM2D1G」という構成。GeForce+Radeonの「X-Mode」でWindows 7(32/64bit)のみで動作可能となる

 T-ZONE.PC DIY SHOPで動作中のデモ機が搭載するビデオカードは、1枚が「GeForce GTX 275」搭載の「N275GTX Twin Frozr」、もう1枚が「Radeon HD 5870」搭載の「R5870-PM2D1G」という構成。
 同社によると動作モードはGeForce+GeForceの「N-Mode」/Radeon+Radeonの「A-Mode」/GeForce+Radeonの「X-Mode」の3つで、そのうち「X-Mode」はWindows 7(32/64bit)のみで動作可能。Vistaでは「N-Mode」と「A-Mode」のみが使用可能となる。その他、対応のVGAドライバや詳細な対応GPUについては同社のウェブサイトで公開されているので、気になる人は確認してほしい。発売予定は来週。予価は約4万円程度となりそうだ。

動作モード

Hydraのコントロールパネルでチェックしておくと、ベンチマークソフトなど3Dアプリケーション実行時に動作モードが表示される

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