スタンダードな大型ノートもCore i3搭載
VAIO Cシリーズ
2009年秋冬モデルで登場した、大型ノートの中でもややコンパクトで、女性ユーザーを重視した家庭向けノート「VAIO C」シリーズは、筐体デザインやカラフルなボディーカラーはそのままに、新プラットフォーム採用で性能向上を実現した新製品が登場した。
店頭販売モデルは2機種がラインナップされ、BDドライブを内蔵する上位機種はホワイトのみ、DVDスーパーマルチドライブの下位機種はホワイト、レッド、ピンクの3色のカラーバリエーションが用意されている。キーボード上部にはASSISTボタンを備える。
ディスプレーは14型ワイド/1366×768ドット。CPUにはCore i3-330M(2.13GHz)を採用しているが、グラフィックス機能には独立GPUのGeForce G310M(ビデオメモリー256MB)を内蔵するなど、性能はCPU内蔵GPUを使うノートパソコンより優れる。ストレージには500GB HDDを内蔵する。搭載OSはWindows 7 Home Premium 64bit版。
本体サイズは、幅341.3×奥行き233.1×高さ27.5~38.5mm。重さは約2.4kg。バッテリー駆動時間は最大約3.5時間。
VOMモデルはカラーバリエーションが非常に豊富。店頭販売モデルの3色にブラックとブルー、さらに新色としてライトブルー、イエロー、ゴールドの3色が追加の計8色から選択できる。また、Core i7-620M(2.66GHz)など、より高性能なCPUやGPUなども選択可能となる。
店頭販売モデルの予想実売価格は、BDドライブ搭載の「VPCCW29FJ/W」が16万円前後、DVDスーパーマルチドライブ搭載の「VPCCW28FJ/W」などが14万円前後。発売日は1月23日の予定。
ビジネス向けノートも新CPU搭載にチェンジ
VAIO Bシリーズ
大型ノートの中でもビジネス向けに位置付けられる新シリーズとして、新プラットフォームを採用した「VAIO B」シリーズが登場した。従来はBZシリーズと呼ばれていた製品の後継機種となる。
Bシリーズの性能面での特徴は、新プラットフォームによる性能強化と、バッテリー駆動時間延長にある。15.4型ワイド/1440×900ドットの液晶ディスプレーを備える本体は、標準バッテリーで約5.5時間、オプションの大容量バッテリーなら最大約8時間のバッテリー駆動時間を実現する。重さは約2.6~2.7kg(ディスプレーにより異なる)、マグネシウム合金製シャーシによる本体の高さは29.8~37.7mmと、比較的薄くデザインされている。
店頭販売モデルの場合、主な仕様は、CPUにCore i5-520M(2.40GHz)を搭載し、メモリーは4GB、GPUはCPU内蔵機能を利用する。ストレージには500GB HDDを内蔵し、対衝撃保護機能「VAIOハードディスクプロテクション」も備える。光学ドライブにはDVDスーパーマルチドライブを内蔵する。OSはWindows 7 Professional 64bit版。
店頭販売モデル以外にも、VOMモデルや法人向けカスタマイズモデル、仕様固定の法人向け(ビジネスパーソナルモデル)などがラインナップされている。店頭販売モデルの予想実売価格は20万円前後。発売日は1月30日の予定。
新Atom搭載にモデルチェンジ
VAIO Wシリーズ
VAIOシリーズのネットブック「VAIO W」シリーズは、2009年12月に発表された新しいAtomプロセッサーを搭載する製品にモデルチェンジした。
ボディーのデザインやサイズは変わらず、搭載するディスプレーも10.1型ワイドサイズながら解像度が高めの、1366×768ドットディスプレーとなる。ボディーカラーは従来のホワイト/ピンクに、新色のブルーが追加されている。VOMモデルではさらに、ブラウンと「スパークリングホワイト」が選択できる点も従来どおり。
搭載するCPUはAtom N450(1.66GHz)で、メモリー1GB、HDD 250GB、OSにはWindows 7 Starterを搭載する。
重さは約1.19kgで、バッテリー駆動時間は最大約3.5時間。店頭販売モデルの予想実売価格は7万円前後。発売日は1月23日の予定。
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