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T教授の「戦略的衝動買い」 第82回

忘年会、合コンで実証済み

T教授お勧め! 女子の心をつかむガジェット10(前編)

2009年12月30日 23時00分更新

文● T教授

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その4:気合いの入った落書き腕時計「IQウォッチ」

 おちゃらけ腕時計を何個も持っていても、それが日常になってしまうと、おしゃれ感は遠のき、驚きもなくなり、ただのキワモノ好きなミーハーに見られてしまう。最初は、その「ハズシ」を暖かな興味の眼で見ていてくれても、同じ繰り返しは、興味を持った時の倍のスピードで白けて行くモノだ。

 たまには、お金を貯めて、あるいは24回ローンくらいで、センスあるジョークの真面目な腕時計をセレクトしてみよう。選んだ人のセンスが感じられる腕時計は世界に巨万とあるが、筆者が選ぶとすれば、スイスのフォルティスが手掛けた「IQウオッチ」だ(Amazon.co.jp関連記事)。

IQウオッチ。センスと遊び心がミックスされたいい腕時計だ。購入価格は14万7000円

 あいにく筆者の購入したモノはアタリが悪く、腕にしていた時間よりも、故障や修理待ちで代理店の金庫で眠っていた期間が長かった。それでも、この腕時計の面白さやウィットに張り合う腕時計は国内外に少ない。

 筆者は、オリジナルの革ベルトを金属のブレスレットに交換して使っているが、本来は革ベルトで愛用すべきモノだろう。落書きのようないい加減な文字盤なので、時報に合わせて、分単位の時刻を設定することも難しい。

 しかし、そんなことは細かいことは気にせずに、「だいたい何時頃」というおおらかな気持ちで付き合うべきだろう。腕時計などの専門誌は、やたら自らが売れ筋のトレンドを作りたがる。しかしそんなモノには縁がなく、自分だけの好みで長く使える腕時計を選ぶことは重要だ。

 IQウオッチは、遊び心あふれる濃い緑色の文字盤とは裏腹に、視認性を高めるために時針には真っ白いチョークのようなものを採用している。ジョークの中に本物の腕時計が持つべき気概を感じられるのもポイントだ。


その5:「触らせて!」と言われたデニムの背面カバー

 世は猫も杓子もiPhoneブームだが、発売1週間後に契約し、今年の夏に違約金など約5万円を支払って解約した筆者には無縁の話。みんなが持つモノは基本的に使わないのが、筆者の悪くていい癖なのだ。

BlackBerry Bold

 それゆえデジタル音楽プレイヤーは、いまだにバング&オルフセンの「BeoSound2」を使っているし、今年はソニーの「ウォークマンS」を買った(関連記事)。スマートフォンも、世界のビジネス・スタンダードである「Blackberry Bold」を愛用中だ。

 QWERTYキーボードが付いている、iPhoneに比べて丈夫、同期機能が安心できる、といった具合に蘊蓄はいろいろあるのだが、結局、iPhoneほどみんなが持っていないというのが一番の理由ですでに1年ほど使っている。

 ビジネス色の強いBlackberry Boldにも、意外と「個性化グッズ」が揃っていて国内でも簡単に手に入る。中でもウケがいいのは、筆者の予想に反して、なんとブラックデニムの背面カバーだ(関連記事)。

デニム素材のバッテリーカバー。購入価格は2940円

 ほぼ純正品の裏カバー(間違いなく純正品かと……)にデニムの黒い生地を貼り付けただけという代物だが、その自然な馴染み具合が人気のようだ。 ランチミーティングや宴会を除いても、表参道にあるステーショナリーショップの女性から「良いケータイですね!」と声をかけられたこともある。恵比寿のレストランで、ソムリエのお姉さんから「触らせてくださ〜い!」というお言葉も頂戴した。

 メタル系からワニ革系まで何種類か買った背面カバーは、役目を終えたので友人にプレゼントした。高くついたブラックデニムの背面カバーだが、何処にでもあるiPhoneとありきたりのカバーでは、こうは行かないと信じている。

標準で付属するカバー

ワニ皮のカバー

※後編はこちら


T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

 

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