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Windows 7で行なうオーバークロック 第5回

ビデオカードもオーバークロックできる!

2009年12月24日 20時00分更新

文● 石井 英男

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NVIDIA製GPU搭載ビデオカードのオーバークロック

 それでは、実際にビデオカードのオーバークロック方法を紹介しよう。ビデオカード以外のテスト環境は、以下の通りだ。

テスト環境
CPU Core i5-750
マザーボード ASUSTeK製「P7P55D EVO」
メモリー GeIL製PC3-12800 2GB×2
HDD Western Digital製WD10EADS(1TB)
OS Windows 7 Ultimate (32bit)

CPUとしてCore i5-750を利用。定格クロックは2.66GHzである

メモリモジュールとしてGeIL製PC3-12800 2GB×2を利用

マザーボードはIntel P55 Express搭載のASUSTeK製「P7P55D EVO」

 NVIDIA製GPUを搭載したビデオカードをオーバークロックするためには、いくつかの方法があるが、ここでは、NVIDIAが配布しているユーティリティ「NVIDIA System Tools with ESA Support」(http://www.nvidia.co.jp/object/nvidia_system_tools_6.05_jp.html)を使って、オーバークロックを行なう。最初に、最新ドライバをNVIDIAのサイトからダウンロードしてインストールし(ここでは、ドライババージョン195.62を利用)、その後、上記のユーティリティをインストールすると、オーバークロック機能を利用できるようになる。
 初回のみ、デスクトップ画面を右クリックしてプロパティを開き、NVIDIAコントロールパネルを選択。「パフォーマンス」の「エンドユーザー向け使用許諾契約に合意する」を選んで、「同意」をクリックする。すると、パフォーマンスに「デバイス設定」という項目が現れるので、デバイス設定を開き、クロック速度のラジオボタンで「カスタム」を選択すれば、コアクロック(GPUによってはグラフィックスクロックと表示される)やメモリクロック、シェーダクロック(GPUによってはプロセッサクロックと表示される)をスライダーで1MHz刻みで変更できるようになる。クロックを変更したら、右下の「適用」をクリックすれば、変更が反映される。また、冷却のラジオボタンで「手動制御」を選択すれば、その下のスライダーでGPUファンの回転数を制御できる。100%に設定すれば、常にフルパワーでファンが回転するためオーバークロックには有利だが、騒音も大きくなる。

デスクトップ画面を右クリックしてNVIDIAコントロールパネルを開く。一番最初は、「パフォーマンス」の「エンドユーザー向け使用許諾契約に合意する」を選んで、「同意」をクリックする

パフォーマンスの「デバイス設定」を開いて、クロック速度で「カスタム」を選択すると、グラフィックスクロック(コアクロック)、メモリクロック、プロセッサクロック(シェーダクロック)をスライダーで変更できるようになる

冷却を「手動制御」にし、ファンの速度を100%にすると、ファンが常にフル回転する(騒音がかなり大きくなるが)

(次ページへ続く)

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