NVIDIA製GPU搭載ビデオカードのオーバークロック
それでは、実際にビデオカードのオーバークロック方法を紹介しよう。ビデオカード以外のテスト環境は、以下の通りだ。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Core i5-750 |
マザーボード | ASUSTeK製「P7P55D EVO」 |
メモリー | GeIL製PC3-12800 2GB×2 |
HDD | Western Digital製WD10EADS(1TB) |
OS | Windows 7 Ultimate (32bit) |
NVIDIA製GPUを搭載したビデオカードをオーバークロックするためには、いくつかの方法があるが、ここでは、NVIDIAが配布しているユーティリティ「NVIDIA System Tools with ESA Support」(http://www.nvidia.co.jp/object/nvidia_system_tools_6.05_jp.html)を使って、オーバークロックを行なう。最初に、最新ドライバをNVIDIAのサイトからダウンロードしてインストールし(ここでは、ドライババージョン195.62を利用)、その後、上記のユーティリティをインストールすると、オーバークロック機能を利用できるようになる。
初回のみ、デスクトップ画面を右クリックしてプロパティを開き、NVIDIAコントロールパネルを選択。「パフォーマンス」の「エンドユーザー向け使用許諾契約に合意する」を選んで、「同意」をクリックする。すると、パフォーマンスに「デバイス設定」という項目が現れるので、デバイス設定を開き、クロック速度のラジオボタンで「カスタム」を選択すれば、コアクロック(GPUによってはグラフィックスクロックと表示される)やメモリクロック、シェーダクロック(GPUによってはプロセッサクロックと表示される)をスライダーで1MHz刻みで変更できるようになる。クロックを変更したら、右下の「適用」をクリックすれば、変更が反映される。また、冷却のラジオボタンで「手動制御」を選択すれば、その下のスライダーでGPUファンの回転数を制御できる。100%に設定すれば、常にフルパワーでファンが回転するためオーバークロックには有利だが、騒音も大きくなる。
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