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サービスエリアを確実に拡大 今年度中には6000局オーバーに

月額380円~とさらに契約しやすくなった「UQ WiMAX」

2009年12月17日 20時01分更新

文● ASCII.jp編集部

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 UQコミュニケーションズは、無線データ通信サービス「UQ WiMAX」に二段階制の定額料金プラン「UQ Step」を12月18日より開始することを発表した。

田中社長

みずから料金のパネルを持ちフレームに収まるUQコミュニケーションズの田中孝司社長。以前は繋がりにくいと感じたユーザーにぜひもう1度試してほしいとのこと

 同サービスのこれまでの料金プランは完全定額制の「UQ Flat」(月額4480円)、24時間単位での利用が可能な「UQ 1Day」(1日600円)の2つだった。ここに月額380円からスタートし、上限が4980円となる「UQ Step」を追加することで、あまり使わない月があるユーザーでも手軽に契約できるようになった。

 なお、UQ WiMAXのユーザーに無料で提供されている公衆無線LANサービス「UQ Wi-Fi」は、UQ Stepの契約者でも同様に利用できる。

これで3つの料金プランが用意されることになったUQ WiMAX。約14MBの通信で上限に達するので、普段から利用する機会が多いユーザーであれば、UQ Flatのほうがお得だろう。また競合他社と異なり、2年契約などの縛りが無い部分も強調されていた

 またサービスエリアとして従来の東京圏、名古屋圏、京阪神、広島市、福岡市に加えて、札幌市、仙台市、富山市、金沢市、福井市、岐阜市、静岡市、浜松市、津市、岡山市、高松市、松山市、北九州市をエリア化。さらに今回の発表に合わせて、同社Webサイト上からUQ FlatもしくはUQ Stepでの新規契約ユーザーに端末を半額で提供するキャンペーンを12月中の期間限定で実施する。

都心部では単純に面を広げる段階から、ビルの影や屋内などの穴を埋める段階に進んだという。ちなみに同社のサイトではピンポイントのエリアマップや実測の結果が用意されているので参考になる

 今回発表を行なった同社代表取締役社長の田中孝司氏は、サービスエリアの状況について触れ、サービス開始当初の繋がりにくい状況からまったく変わっていることをアピール。具体的には「内部目標として月1000局開設しろとハッパをかけている」とのことで、すでに電波を出している基地局は4160局、電波申請局は6278局に達しているという。

9月までは基地局機器の不良などで、やや設置が進んでいなかったが、10月以降に加速している。またイー・モバイルと比較しての基地局数のデータも。電波の特性の違いもあり、単純な比較はできないがエリア拡大への自信のコメントは何度となく聞かれた

 また競合他社を意識した発言も多くあり、「今日の発表で他社に対して劣っているのはエリアだけかなと考えている。だからエリアを頑張っていきたいと考えている」とも語った。

 今後の計画としてはモバイルWiMAXの高速化技術である「IEEE 802.16m」についても取り組んでいきたいとし、規格上は最大300Mbpsとされている速度については、利用できる帯域次第としながらも、来年中に実験を開始したいとした。

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